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24年2月全社会議 全社員で社内制度を見直すと?/台湾


コラム 経営 作成日:2024年3月4日

ワイズ全社会議 極秘潜入レポート

24年2月全社会議 全社員で社内制度を見直すと?/台湾

記事番号:T00114014

 ワイズニュース編集部の谷口です。2月の全社会議潜入レポートをお届けします。

 今月の全社会議では、社員全員で社内制度の見直しを行いました。事前に全社員に実施した社内制度アンケートを基に、社内制度への疑問を解決したり、改善策を立てたりしました。

 社内制度アンケートは、給与や昇進・昇給制度から、オフィスの内装についてまで評価します。

 ワイズでは入社1年目は年に4回、2年目からは年2回、自己評価と上司の評価を通じて昇進・昇給するチャンスがあります。社員の満足度も90%以上と、平均の75%に比べてさらに高水準でした。

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評価制度への疑問を直接解決

 一方で、(匿名の)コメントでは、評価基準に対して、各項目の比重や、最終評価について意見が寄せられていました。筆者も実際、疑問に思った部分があっても、忙しくしているうちに尋ねる機会を失っていました。

 これに対して弊社代表の吉本からは「部門内での貢献度は高くても、全社的貢献度が高いとは限らない」と説明がありました。

 ワイズはコンサル、リサーチ、システム、メディア…と異なる業種が集まっているため、部門内での評価の後、全社員を評価する際は部門を越えた視点で評価する必要があります。直接吉本の説明を聞いて皆、納得した顔をしていました。

マネジメントスキルも磨く

 全社員で制度を見直すというプロセスで、社員は今の制度の目的、どんな効果があるのか(或いははどんな問題や不満が発生し得るか)を理解し、体感できるようになります。

 つまり、単に制度の見直しをするだけでなく、同時に社員のマネジャーとしてのスキルを育てることができます。

 また社内制度の見直し・改善は骨の折れる仕事です。経営者が一人で担うとなれば、社員の声を反映するのも簡単ではありません。

 もちろん普段の経営リテラシー教育や企業の規模などの条件あってこそですが、経営課題を全社員で共有することで、社員へのヒアリングや相談の時間を凝縮しました。社内制度への具体的関与で責任感も育むことができ、一度にいくつもの目的を達成できました。

 ちなみに、コロナ禍などで数年実現できていなかった社員旅行について、今年は実施する方向で討議することになりました。吉本からは利益次第で社員旅行の予算アップも検討するとの言葉があり、社員のやる気もさらにアップした全社会議となりました。♪

 

ワイズメディア 谷口綾

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