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第177回大会 台湾ゴルフもバンカーは不可避です/台湾


コラム 台湾事情 作成日:2024年10月4日

ワイズ杯ゴルフレポート

第177回大会 台湾ゴルフもバンカーは不可避です/台湾

記事番号:T00117911

「途中でリタイヤを考えたのだけどね」

「早く風呂に入って温まりたいよ」

 皆様こんにちは。ワイズコンサルティング佐藤でございます。冒頭のセリフはプレー終了後の参加者の第一声です。何が起きていたかは想像に難くありません。この日の天気予報、午前中は「曇り、ところにより一時雨」午後は「雨、ところにより豪雨」と某アプリに記載されています。午前7時30分スタートの当コンペ。天気予報通りなら、なんとか18ホール完走できそうです。

/date/2024/10/04/20golf_beitou_2.jpg土砂降りの北投国華ゴルフ場

 見上げると不穏な雨雲が広がる会場の北投国華ゴルフ場(新北市)。「後は晴れ男・晴れ女の神通力次第」と最後は神頼み、各組不安をよそにスタートを致しました。

なぜ、そこにバンカーが?

 先月のこのコーナーで「ゴルフ場の池」について書かせていただきました。ある読者より「私は池より砂が苦手ですので、今度は砂についても情報をください」とリクエストを頂きました。筆者も池同様に砂も好きではありませんが、真摯に向き合い考察いたします。(尚、バンカー脱出スキルアップレッスンはYouTube先生にお聞きください)

 まずはバンカーの歴史についてです。ゴルフはスコットランド生まれという説があります。スコットランドといえば羊、強風そしてイングランド嫌いで知られています。(他にもありますがストーリー的にお許しください)

 羊の放牧地は常に強風にさらされており、羊の風よけ場所が必要となり、風上を高くした穴を掘ったと言われています。放牧地でゴルフの起源である球遊びを行えば、この風よけの穴(後のバンカー)に球は入ってしまいます。

 また、イングランドとの戦いが続いていた16世紀、戦争時に使う塹壕(ざんごう)をバンカーと呼んでおり、後にその場所がゴルフ場になったとの説もございます。元々は“たまたま”バンカーがある場所にゴルフ場を作ったという事です。

 現代ではゴルフ場を設計する際に“戦略的に”バンカーを配置しています。では戦略的とはどのようなことなのでしょうか?ここでは大別して3種類に分け紹介させていただきます。

(1)セーブバンカー。ミドルホールやロングホールでコースの中ほど、フェアウェー外にあるバンカー。多くの場合このバンカーを越えるとOBや池・崖となっており、ギリギリで救済をしてくれます。打ち手のボーダーラインとして目印の役割があります。

(2)フェアウェーバンカー(クロスバンカー)。これもミドルホールやロングホールですが、フェアウェー内にあります。コース設計者の意図が強く出ていると言われており、実はこのバンカー付近が次のショットためのベストポイントであることが多いそうです。ティーグラウンドからちょうどドライバーの落下地点に配置されている厄介者です。

(3)ガードバンカー。ご存じ、グリーン周りを縁取っているバンカー群です。果敢にグリーンオンを狙うも一つのミス、1センチのズレでハマってしまう魔物です。グリーン全体を囲う場合は少なく、必ず回避ルートがありますので鳥の目になり探してみましょう。

 この他にも様々なバンカーがありますが、いずれのバンカーにも役割や意図がありますので、コース設計者の意図を探り当てるのもゴルフの楽しみの一つですね。

 つらつらと書きましたが、バンカー脱出法はお好みのYouTube先生から教わってください。一つ書き忘れました。バンカー脱出後、砂上の乱れをレーキでならすこと、レーキを指定された置き場所に戻すこと(指定がなければバンカー内)をお忘れなく。

雨中の対策が奏効!初優勝

 冒頭に書いた天気予報は見事に外れ、午前中から雨の今大会。時折晴れ間が見えるものの参加者は皆、苦労のゴルフであったようです。

 そんな中、秘策(?)で見事に初優勝を飾った松島様。喜びの優勝コメントを紹介させていただきます。

「久しぶりの北投国華ゴルフ場、残念ながら天候は雨。ガスも発生し視界とボールの行く手を遮る中、グリップの滑り対策(こまめなグローブ交換)が功を奏しました。上位者の方は雨の影響で本来の実力が発揮できず、小生の手元に栄えある栄冠が転がり込み、台湾での最良の一日となりました。

/date/2024/10/04/20winner_2.jpg優勝の松島様(左)と筆者

 また同伴メンバーに恵まれ普段通りのプレイが出来たことが、今回の結果につながったと考えております。次回からは新ハンディとなりますが、上位に残れるよう精進していく所存です。引き続きよろしくお願いします」

 聞くところによると松島様は2ホールで1枚グローブ交換をしていたそうです。初優勝おめでとうございました!

 さて、次回第178回大会は10月19日(土)八里ゴルフ場(新北市)での開催となります。翌11月は16日(土)老爺関西ゴルフ場(新竹県)での開催となります。

 参加経験の無い方も大歓迎です。ご希望の方は、ワイズコンサルティング(info@ys-consulting.com)までお問い合わせください。

 

過去の大会情報はこちらでも確認できます。

https://www.ys-consulting.com.tw/column/l/63/

ワイズ杯ゴルフコンペ

第177回大会

2024年9月21日(土)

優勝  N社 松島様 ネット84

準優勝 M社 堤様  ネット86

佐藤豪紀

佐藤豪紀

ワイズコンサルティング社執行役員兼ワイズシステム社総経理

 前職では日本企業の副総経理として台湾駐在を経て2012年ワイズコンサルティングに入社。人事労務コンサルタントとして人事制度構築を中心に活躍中。駐在経営者として実践に基づいたコンサルティングに定評がある。特に人事面において高いコミュニケーション力を駆使し、クライアントの課題解決に最適なソリューションを提案している。(言語)日本語◎

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