記事番号:T00018000
●誰も教えてくれない、退職金制度のタイムリミット
05年7月に「労工退職金条例」が施行され、従業員全員に旧制度(労働基準法の退職金規程)か、新制度(労工退職金条例)かを選択させました。(詳細は弊社HPを参照
http://www.ys-consulting.com.tw/column/index.php?action=3&bcd=1&ccd=6&tcd=13)
しかし退職金制度選択の説明会を行っていなかったり、行っても説明が解りにくかったりした原因で、旧制度を選択してしまった社員も多い状況でした。
旧制度→新制度の変更は来年(2010年)の6月末まで変更可能ですが、それ以降の変更は認められません。
旧制度は社員にとってもリスクが高い制度なのですが、企業にとっても将来の退職金発生額を確定できないハイリスクな制度です。
更に昨年強制定年退職が65歳に延長されましたので、企業の将来リスクは更に増加する事になります。
タイムリミットは来年6月までです。
それまでに旧制度選択者に再度説得を試みては如何でしょう?
●法律を上回る退職金制度?
弊社、会計担当の佐々木との会話…
吉 本:「我が社では日本人社員が11名になったが、日本人は外国人になるので、労保局に退職金の積み立てはできない。」
佐々木:「そうですね~。でも法律ですから仕方ないです♥」
吉 本:「社員を愛するオーナー経営者としては、日本人社員にも台湾人社員と同程度の保証をしてあげたい」
佐々木:「そうですか…」(社員を愛する?何か企んでる…)
吉 本:「そこでだ、日本人社員を対象にわが社独自の退職金制度を設立しようと思う!」
佐々木:「珍しくと言っては失礼ですが、良いことだと思います♪」
吉 本:「新たに日本人退職金口座を作り、そこに毎月給与の6%を積み立ててくれたまえ!」
佐々木:「わかりました。でも社員を代表して通帳は私が管理させて頂きます。」(キッパリ!)
吉 本:「何故だ?」
佐々木:「社長に預けると森の兎さんとの宴に使われそうなので…」
吉 本:「ちっ!、バレたか;^_^A」
●10月16日講演セミナー
~在台日系企業の罪と罰~「これからどうする!?人事政策」
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http://www.ys-consulting.com.tw/seminar/index.php?action=1&tno=17970