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台湾人社員を悩ます上司達


コラム 人事労務 台湾事情 その他 作成日:2007年3月20日

台湾ビジネス情報局 台湾情報

台湾人社員を悩ます上司達

記事番号:T00000855


104人力銀行が2006年9~10月に1738人に実施したインターネット調査によると、台湾における自主退職原因のNo.1は 「上司との関係」で、その割合は5割にも達したそうです。

この調査から、せっかく採用し、教育した多くの人材の多くが「上司との関係」がうまくゆかずに、会社を去っている事が予想できます。

同調査による「部下が上司に言われて困る」Best3は、以下の通りでした。

 1.「お前の(言う)ポイントがわからない! 」(22.2%)
   (我看不到ニー的重點)

 2.「今すぐ必要!」(21.4%)
   (我馬上就要)

 3「これででいいと思ってるのか?!」(19.9%)
   (ニー覺得這樣做是對的マ?)

日本語の下に中国語を付けましたので、部下を困らせたい方は、ぜひ練習してみて下さい。

逆に、「支持率の高い上司 」Best3は、

 1.「精神指導リーダー型」(59.8%)
  (社員の方向性を導いてくれる)
 
 2. 「完全授権型」(53.0%)
? ? ??(部下を信頼して業務を任せ、能力発揮の機会を与える)

 3.「学識深淵型」(43.4%)
  (尋ねた質問には必ず応えてくれる)

「完全授権型」とは響きは良いのですが、私の見る限りでは、「放任状態 」 が、その多くを占めているようです。

同調査から、 現在の上司はコーチングやロジカルシンキング等のビジネススキルが求められる事がわかります。

経済が成熟した結果、日本同様台湾でも、上司は苦難の時代を迎えている様ですね。
 
ワイズコンサルティング 吉本康志

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