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コラム 台湾事情 作成日：2008年8月22日

記事番号：T00009738

●最低賃金とは

最低賃金とは、労働者の基本生活の維持を目的として定められた「労働者に最低払わなくてはならない」賃金を指します。

従来の法定最低賃金は1997年の労工委員会から公示されたもので、月給：15,840元、時給：66元以上にしなければならないとされています。

●今回の引き上げ内容

今回の改訂では「2007年７月１日より月給 ：17,280元（9.09%増）、時給：95元以上（44%増）にしなくてはならない」とされています。

労工委員会では最低賃金引き上げの理由として「最低賃金は現在まで10年間未調整でありながら、一方で物価指数の変動率は10年前より大幅に上昇している現状をふまえての対応である」としています。

同委員会の別の公示では「夏休みのアルバイトに対しても、６％の退職金の積立と申告」を求めております。（罰金２～10万元）

このれらにより、産業界からの反発の声が大きく、同委員会では反発緩和の為に、同時に「五大補助セット」を設けました。


●五大補助セット措置の内容

• ├ 労基法改正？
• ├ 価格競争をチャンスに変える
• ├ 年末賞与、どうします？
• ├ 経営効率を高める秘訣
• ├ 台湾の退職金制度に潜むリスク
• ├ 最低賃金引き上げ
• ├ 日本人駐在員の現地支給額
• ├ 起業家への応援歌
• ├ 台湾人社員を悩ます上司達
• ├ 上司を悩ます台湾五大民族
• ├ 台湾における飲酒マナー