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【ビジネス情報局】ブラック企業?


コラム 経営 人事労務 台湾事情 作成日:2017年2月21日

台湾ビジネス情報局 台湾情報

【ビジネス情報局】ブラック企業?

記事番号:T00069073

●黒心企業

 「ブラック企業」という言葉が市民権を得ている。中国語もすでに存在していて「黒心企業」と呼びます。私はブラック企業というのは、以下の企業と理解している。

1.過酷な労働を強いている

2.安い給料でこき使われている  

 今回ブラック企業大賞に選ばれた電通を例に検証してみよう

1.過酷な労働をしいているか?

 過労死と認定された自殺した社員の時間外労働は105時間だったそうだ。昭和から働いているオジさんからすれば月数百時間の時間外労働は当然だったし、有給休暇も病気の時以外はほぼ使わせてもらえなかった。工場の様に立ちっぱなしではなく、座って働く月105時間の時間外労働は過酷な労働だろうか?

2.安い給料で扱き使われているか?  

 電通は30代で年収1,000万元を超え、会社の平均年収は 1,200万円を超えています。これは安い給料なのでしょうか? コンサル業界では世界的な常識ですが、たぶん広告業界も労働時間ではなくアウトプットで給料が貰える業界です。

 ブルーカラーと違い、優秀な人が1時間で出来る仕事を優秀でない人に任せると数百時間掛かる仕事です。  

 電通はブラック企業なのでしょうか?

 

●わが社は黒心企業?

社員A:社長、また労働法規が変更になりましたよ(^_^)v

吉 本:ああ、そう…

社員A:わが社の対応策は?

吉 本:まだ考えていない…(^_^*)

社員A:それってブラック企業じゃないですか?

社員B:ブラック企業で働いている俺たちは可哀想…

社員C:労工局に密告しようぜっ!

社員D:そうだ、そうだ!!

吉 本:盛り上がっているところ申し訳ないけど…

社員D:資本家の言い訳は聞きたくない!!

吉 本:まだ法律、施行されていないんだけど…(;^_^A

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