ワイズコンサルティング・グループ

記事番号：T00083015

　業務システム化に向け、サイボウズの簡単データベース「kintone（キントーン）」の無料お試し版を申し込んだ山田総経理。宇都宮と「社員マスタ」の作成に取り掛かりました。

＜登場人物＞

ワイズシステム総経理　宇都宮武則
本コラムの筆者です。

台湾Ｓ電工　山田新一総経理
78年、千葉県生まれ。18年、初めての海外駐在。好奇心旺盛で何でも興味を持つが長続きしないらしい。２児のパパ、趣味は車で家族旅行。

　まず山田総経理が、「社員マスタ」の完成イメージをホワイトボードに書いてみました。

宇都宮「ちょっと欲張り過ぎですね。初めは必要最低限の項目に絞りましょう」

山田「では、このくらいで」

ホワイトボード

　今回作る「社員マスタ」は、▽社員番号▽社員名▽性別▽身分証番号▽生年月日▽住所▽個人メールアドレス──の７項目。読者の皆さんも、kintoneの無料お試し版で、一緒に作ってみましょう。

完成予想図

　kintoneのポータル画面を開き、「アプリ」の「初めから作成」を選択すると、下図のようなアプリ作成画面が表示されます。

kintoneアプリの作成画面

　まず、アプリ名を付けましょう。一番上の「新しいアプリ」を「001社員マスタ」と書き換えます。それから、左の「フィールド群」にある必要なスタイルを、右の「フォーム」にドラッグ＆ドロップしていきます。

ドラッグ＆ドロップするだけ

山田「ホワイトボードに書いた通り、並べればいいのですね」

宇都宮「まずは『社員番号』です。『社員番号』は１行で入力できますので、フィールド群にある『文字列（１行）』を選んでドラッグし、『フォーム』上にドロップしましょう」

山田「できました！」

宇都宮「続いて、『フォーム』に移動した『文字列（１行）』の『設定』をクリックします。すると、『フィールドの設定』という画面が表示されますので、上部の『フィールド名』の欄に『社員番号』と入力しましょう」

山田「できました！次の『社員名』も、フィールド群の『文字列（１行）』を選択して同じようにすればいいのですね」

宇都宮「その通りです。のみ込みが早いですね」

選択ボタンも

宇都宮「次は『性別』です。フィールド群の『ラジオボタン』を選びましょう」

山田「決められた言葉から１つだけ選択できるヤツですよね」

宇都宮「よくご存じですね。『男』と『女』から選べるように、『設定』をクリックし、表示された『フィールドの設定』の下の方にある『項目と順番』の欄に『男』、『女』と入力しましょう」

項目名は自由に設定できます

山田「おお、選べるようになった！まるでシステムエンジニアみたいですね」

宇都宮「『身分証』もフィールド群の『文字列（１行）』を選んでください」

山田「簡単、簡単！」

宇都宮「続いて『生年月日』は、フィールド群の『日付』を使います」

山田「あれ？フィールド群に『日付』と『日時』がありますけど…」

宇都宮「『日付』を選ぶと、年月日だけしか入力できませんが、『日時』を選ぶと、何時何分まで入力できますよ」

山田「では『生年月日』の項目は、フィールド群の『日付』というわけですね」

入力スペースの拡大

宇都宮「次の『住所』も、フィールド群の『文字列（１行）』です」

山田「できました！」

宇都宮「『住所』は、40文字くらい入るように横に伸ばしましょう。フィールド群に置いた『文字列（１行）』の右端をつかんで動かせば、入力枠の大きさを調整できます。場所も動かせますよ」

右側の「フォーム」に７項目が並びました

山田「よーし、できた。…なんか腹減ってきました」

宇都宮「おいおい、30分もたってないよ。終わったら、『ふじこ』はどう？屏東産の生の黒まぐろが入ったらしいよ」

山田「屏東の東港モノですね。食べないわけにはいかないですね」

　居酒屋「ふじこ」は、山田総経理と宇都宮が知り合った、行きつけのお店。早速予約を入れた山田総経理は、満足げにほほ笑んだのでした。

【kintone無料お試しの申し込み方法】
　メールに「kintone無料お試し希望」と記入の上、宇都宮までお送りください。
t-utsunomiya@ys-consulting.com

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