ワイズコンサルティング・グループ

記事番号：T00105854

＜登場人物＞

ワイズシステム副総経理　宇都宮武則

本コラムの筆者です。

台湾S電工　山田新一総経理

1978年千葉県生まれ、上場企業S電工の営業企画課長から2018年に総経理として初めての海外駐在。2児のパパ、趣味は車で台湾各地を家族旅行すること。

前回までのお話

https://www.ys-consulting.com.tw/column/l/2189/

　kintone（キントーン）は無料でご利用できるサンプルアプリを多数ご用意しております。

https://kintone-sol.cybozu.co.jp/apps/

　どのようなアプリがあるかkintoneの部署別サンプルサイトからご案内しています。ご興味のあるアプリがございましたら、お声掛けください。kintoneの無料お試しもご用意しております。

https://www.ys-consulting.com.tw/pr/253.html

　終わったら居酒屋「ふじこ」へ烏骨鶏（うこっけい）を食べにゆくと誘われた台湾E科技の高代董事長も加わり、3人でアプリ探索をしています。

人事評価管理アプリ

山田：これが「人事評価管理」アプリです。

　と言いながら大型モニターに映し出しました。（図A）

図A　人事評価管理アプリ

高代：入力画面は至って普通ですね。

山田：データを入力してみます。

　2021年上半期～22年上半期までの3件を入力しました。（図B）

図B　人事評価入力画面

　高代董事長はしばらく眺めると言いました。

高代：過去の評価履歴も表示されていますが、どのようなしかけなのでしょうか？

山田：この「過去評価履歴」ですね、説明します。

　山田総経理はアプリの作成画面を表示しました。（図C）

図C　アプリ作成画面

　作成画面には左側にフィールド群が並んでおり、必要なフィールドを右側のアプリにドラッグ＆ドロップで並べることで入力画面が作られます。

山田：過去評価履歴は「関連レコード一覧」というフィールドを使えば簡単に作れます。（図D）

図D　関連レコード一覧

高代：設定して見せてもらえますか？

山田：はい、やってお見せしましょう。

別アプリを参照

　山田総経理が「関連レコード一覧」をアプリ側へドラックしました。説明をしながら進めてゆきます。

山田：設定を開いて、まずは参照先のアプリを選びます。このアプリの場合は参照先は自分自身のアプリ「人事評価管理」です。（図E）

図E　フィールド設定画面

高代：もちろん、他のアプリを参照してもいいわけですよね？

山田：はい、そうです。次に表示するレコードの条件を設定します。ここが重要なところです、自身のアプリにあるフィールドと参照先のフィールドを設定します。

高代：参照側のアプリの社員番号が合致（社員番号＝社員番号）するデータを持ってくるという理解ですね？

山田：はい、そうです。

高代：なるほど、それで社員番号が合致した21年上半期と下半期が表示できたわけですね。ということは、お互いのアプリには参照に使うための共通フィールドが必要になりますよね。例えば、顧客マスタから受注情報を参照するためには、お互いのアプリに「顧客コード」或いは「顧客名」が必要となりますね。

山田：理解が早いですね。ぼくのときは理解するのに10分かかりました。

　宇都宮がうなずいてみせました。

高代：この「関連レコード一覧」は使い勝手が良さそうです。

宇都宮：はい、よく使われます。

　kintoneの良さは「関連レコード一覧」のように”あったら良いな”という仕組みが用意されていますので、システムの知識がなくてもアプリが作れる点です。

山田：高代さんもkintoneのエバンジェリストを目指しますか？

高代：いやいや滅相もない。到底、山田さんの足元にも及びませんのでやめておきます。

　3人は顔を見合わせると笑い出しました。

社内業務の見える化！全社員１年無料で始めませんか？ 必ず成功するDX

https://www.ys-consulting.com.tw/pr/253.html

kintoneの「①申請承認アプリ」「②出退勤管理アプリ」「③商談案件管理アプリ」の中からお好きなアプリを1つ全社員が1年無料で試せます。

他にも無償でのアプリ製作支援から台湾人スタッフ教育に到るまで、台湾人スタッフを中心とした運用が定着するよう徹底サポート致しますので、必ず成功します！