記事番号:T00109344
第14話 【今回のご質問】
質問:デジタル化により、どんなことを効率化できますか?
回答:はい、代表的な例をご紹介しましょう。
このコラムは「DXを始めてみたい方」向けのやさしく現実的な内容です。
デジタル化で効率アップ
効率化できるシーンを考えましょう。
1.時間や居場所の制約を減らす→リモート環境の整備
2.社員が保管する資料や情報の共有→クラウド化の推進
3.非接触型業務への移行→オンラインサービス活用
4.業務の自動化や簡素化→業務プロセス支援ツールの活用
5.複数メンバーで協調しながら進める業務→コミュニケーションツールの活用
6.情報伝達の利便性向上→データの可視化
7.ペーパーレス推進→デジタル文書化
8.機動性を高める→モバイル活用
1.リモート環境の整備
新型コロナウイルス対策で普及したことが、伝達手段はメールからチャットへ、商談は会議室からビデオ会議へ、仕事はオフィスからハイブリッド(オフィスワークとリモートワークの併用)へと、時間や場所の制約を受にくい柔軟な働き方ができるようになりました。同時に出張旅費や移動時間の削減、オフィスの縮小化などをもたらしました。
2.クラウド化の推進
クラウド上に情報を置くことは個人が情報を抱えるという属人化から開放します。情報共有により情報の活用範囲が広がり、業務効率の向上や情報の有効活用に役立ちます。サイボウズkintone、AWS、Googleクラウド、Microsoft Cloudなどのクラウドサービスは、オフィスにサーバー実機を設置するよりも柔軟で効率的な運用ができます。
3.オンラインサービス活用
普及と多様化が加速しました。例えば、海外旅行をしなくてもお土産が買える越境ECサイト、巣篭もり需要による宅配サービス、公官庁の電子申請普及などです。従来の書籍販売のビジネスモデルを大きく変えたのがアマゾンでした。
4.業務プロセス支援ツールの活用
手作業による定型業務のように業務プロセスが固定化されている場合には、支援ツールにより自動化することができます。ホームページのお問い合わせに自動応対するチャットなどもその例です。
或いは社内申請や人事評価のような申請と承認のプロセスをデジタル化すれば決裁時間の短縮や申請ミス、決裁漏れの防止に役立ちます。(次回に続きます)
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