ワイズコンサルティング・グループ

記事番号：T00123142

8月11日開催　
kintoneアプリ作成習得ワークショップ（中国語）
日本語版：https://www.ys-consulting.com.tw/seminar/122900.html
中国語版：https://www.ys-consulting.com.tw/seminar/122902.html

■報告会はじまる

　来社した人事コンサルタントとアソシエイトの2名が小会議室へ案内されました。今日は発芝総経理が首を長くして待っていたモラールサーベイの第1回報告会です。報告会の前半は、発芝総経理が1人で報告を聞いて質疑応答をすることにしました。後半は管理部長を交えて行います。

　発芝総経理は報告の要所では、自分が疑問に思ったことを素直にコンサルタントへ尋ねました。その都度、コンサルタントは根拠となるDATAや事例を示して丁寧に回答をしてくれました。それでも、理解できないところは更に深く質問をしましたが、コンサルタントは根気強く丁寧に説明をしてくれましたので、発芝総経理は大変満足です。

　モラールサーベイでは、今回の人事制度とは直接関係の無い課題事項も多々発見されました。例えば、ハラスメントや情報セキュリティなどの課題です。コンサルタントは、それらの課題に関してもアドバイスをしてくれたり、專門の方との面談を設定してくれました。

　発芝総経理が前半と称していた報告会は想定外の4時間におよび、後半部分は明日に改めることになりました。

■報告二次会？

発芝総経理「いやあ、モラールサーベイ……スゴイです！」白河総経理への最初の一言がこれでした。

白河総経理「まあ、先ずは乾杯しよう！それから、詳しい話をしておくれ」

　居酒屋「ふじこ」の個室に座る2人は、大生ジョッキがを持ち上げると豪快に喉へ流し込み、お決まりの「プッハー！」の一声が放たれました。

　発芝総経理は、報告会のことを話したくて話したくて仕方ないです。

発芝「会社の内部事情が”お見通し”って感じです」と興奮気味に話します。

　白河総経理は酔が回る前にと気遣って先に釘をさします。

白河総経理「話は聞くけど、個室といえども誰に聞かれるかわからない。こんな場所で機密情報は喋ってはいけないよ、そこのところは気を付けて」。

　発芝総経理はわかったとばかりに顔を3回縦に振ると、長い話が始まりました。個室には何度も何度も新しいお料理とジョッキが運び込まれては、空の皿とジョッキが運び出されました。

■報告会続き

　翌日、報告会は朝9時からでした。「お早うございます。今日は二日酔いですので、お手柔らかにお願いします」と発芝総経理が開始宣言をしました。昨日の後半戦なので第1.5回報告会が始まりました。

　発芝総経理は声を抑えながら、コンサルタントが言葉を選んで伝えたことを復唱しました。「年功序列の特異な給与体系ということですか？」うすうす想像はしていましたが、ハッキリと言われると、信じたくない思いが湧き上がりました。