記事番号:T00109606
【今回のご質問】
質問:私は大の野球好きです。DXは野球にも役立ちますか?
回答:野球とDX?みなさんと一緒に考えてみましょう。
硬い話が続きましたので話題を変えてみます。
ID野球
「覚えていますか?ID野球を」30年以上前の事ですので「知っていますか?」の方が適切ですね。
1990年東京ヤクルトスワローズに元南海ホークスの野村克也監督が就任して「ID野球」でチーム改革に乗り出しました。ID野球(IDとはImport dataの略)とは、野村監督が提唱した野球理論。監督の判断や選手のプレイに経験や勘に頼ることなくデータを駆使して科学的に進める手段です。これによりビッグデータは野球にも役立つことが実証されました。当時何日もかけていたデータ解析も今なら数分です。
野球とウェアラブルデバイス
ウェアラブルデバイスとは手首や腕脚、頭などに装着するコンピューターデバイスのことです。例えば手首に装着するスマートウォッチは運動量のほかに心拍数や脈拍数、睡眠時間などのデータが記録できます。デバイスを装着したスポーツウェアも販売されています。
野球のユニフォームにデバイスを用いればプレイ中の選手の筋肉の動きや緊張度合い、振ったバットの角度やスピード、バットに当たったボールの位置まで細かくデータが取れます。何時間も半座りの捕手は重労働です。人工筋肉等で脚腰の負荷を軽減するアシストスーツを使えばその負担も軽減できるかもしれません。
野球とVR(仮想現実)
VRはトレーニングにも取り入れられます。打撃練習のさいに苦手投手のデータからVR上で投球を再現したり、投球練習では一流投手と自分の投球フォームをVR上で見比べたり、連携プレイも実際の仲間がいなくても練習できます。
VRを活用したこんな野球ゲームもあります。好きなポジションを選んで試合を楽しんだり、バッターとなって実在の大リーガー投手と対決したり。はたまたアナウンサーに扮して実況中継も!?
野球とDX
個々の選手がプレイしたデータをAI解析すれば得意不得意や癖ばかりではなく疲労状態や心理状態なども把握できます。選手のメンタルや相手投手によってメンバーを入れ替えたりできますね。
このようにデジタル技術は野球にも大きな革命を起こしかねないです。未来の野球はデジタル進化を取り入れて更にエキサイトなスポーツになっていることを期待したいですね。
宇都宮武則
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