記事番号:T00110174
第20話 【今回のご質問】
質問:社内申請の決裁ルールについて教えてください。
回答:はい、決裁ルールについてご説明致します。
このコラムは「DXを始めてみたい方」向けのやさしく現実的な内容です。
総経理決裁は義務?習慣?
社内申請は全て総経理が最終決裁をしていませんか?社員数の少ない会社では全ての申請書が総経理まで回ってくることもよく聞く話です。
「あれ?台湾では総経理が必ず決裁するルールだと思ってました」
いえいえ、必ずしも総経理が決裁をしなければならないルールはございません。
例えば、契約書のように社判や代表印を押印する場合の押印申請は総経理が最終決裁をするべきです。しかし、一般社員の外出申請や休暇申請などは総経理ではなく所属部門の責任者に決裁を任せれば良いでしょう。
職務権限表
誰(役職)が何を決裁するかルールを決めて「職務権限表」を作成しましょう。表を御覧ください。
この例では、横に権限者の役職、縦に職務明細を記載しています。各種の申請はこの表に記載された決裁ルートに従って決裁されます。
申請を出す者を「立案(申請者)」とし以降→「審査」→「承認」→「報告(承認後の報告先)」の順番に決裁が回ってゆきます。途中で差し戻されたりする場合もあります。
社内申請のデジタル化
「職務権限表」が出来上がりましたら、その決裁ルールどおりに運用しましょう。手軽な運用手段をご紹介します。
「kintone(キントーン)」を使えば社内申請を簡単にデジタル化できます。デジタル化すれば申請書を紙へ印刷する必要もありませんし、押印も要らなくなります。決裁順番を間違えることも、申請書が行方不明になることもありません。
決裁者に便利なことは社外からでもスマホで決裁がおこなえることです。
これで机の上に積まれた申請書の山とは「さようなら~」です!
ご興味のある方はお声がけください。社内申請のデジタル化をお手伝い致します。
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