記事番号:T00109809
質問:生成AIとは何ですか?
回答:はい、最近再びAIという言葉を良く耳にしますね。
このコラムは「DXを始めてみたい方」向けのやさしく現実的な内容です。
3回のAI(人工知能)ブーム
1950年代からAI技術の開発が進み最初のAIブームが起きましたが、当時のデータ収集能力やデータ解析能力の制約から期待通りの成果は出ませんでした。
次のブームは1980年代からでした。高速な処理ができるコンピュータが登場し、機械学習の研究と相まってAI技術が発展しました。
そして現在はAI性能の大幅向上とビッグデータの利用加速により、画像認識や音声認識など応用範囲広がりました。
生成AIとは?
文章や画像、音声、更にはプログラムなどを生成することができるAIです。
ビッグデータをAIが学習することで人間が創作するような文章などの成果物を創ることができます。
他にも将棋や囲碁の世界でも生成AIは活躍しています。AI将棋の世界大会もあるほどです。
先ごろ将棋の藤井聡太さんが「名人」を獲得して史上最年少で七冠となりました。藤井さんはAIで将棋の研究をしています。その利点の一つはこれまで経験に頼っていた形勢判断をAIは数値化してくれることで、多くの選択肢の中からどの指し手が最適なのかが数値でわかります。
OpenAIとChatGPT
OpenAIは2015年に設立されたアメリカのAI開発企業です。OpenAIが2022年に発表したのがAIチャットボット(対話型人工知能)のChatGPTです。また新しい単語が出てきましたAIチャットボットというのは、簡単に言いますと人間と普通に会話応答ができるAIです。
ニュースでも取り上げられましたが、このChatGPTの公開は大きな衝撃をもたらしました。例えば本を読まなくても読書感想文を書いてくれます。
最新のGPT-4はインターネット上の大量の情報を学習に使い高精度なアウトプットを提供してくれます。
GPT-4はマイクロソフトの検索エンジンにも取り入れられました。これに対抗してGoogleもAIチャットボット「Bard」を開発しました。
このような便利なAIも使い方によっては害をもたらす事例が報告され始めています。G7広島サミットでは生成AIの技術規制について議論されました。
ワイズコンサルティングではGPT-4の研究を進めており、研究成果は皆様にも共有させて頂きます。
”果たして生成AIは私たちの伴侶となるのでしょうか?”
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