第58話　初めてのDXを低リスクで始められるツールはありますか？（営業活動の透明化：全2回）／台湾

コラム経営作成日：2024年4月30日

経営者が踏み出す”かんたんDX”

第58話　初めてのDXを低リスクで始められるツールはありますか？（営業活動の透明化：全2回）／台湾

記事番号：T00115043

【今回のご質問】

質問：初めてのDXを低リスクで始められるツールはありますか？

回答：DXをkintone（キントーン）で始めてみませんか？

　このコラムは「DXを始めたい方」向けのやさしく現実的な内容です。

営業活動どうなってるの？

　B社の総経理と御食事をご一緒したときの話題。いい感じでお酒も回り「ホンマに受注の見込み数字がさっぱり分からんと、やっぱり困るわ」から始まって「どないかしようかなぁ」までの長い長い話をまとめます。

　B社は日本本社から電子製品を輸入販売する会社です。毎週月曜日の朝から営業会議を開いていますが、案件の進捗は前後する、受注見込みは大きく増減する、今まで報告の無かった案件がいきなり受注する。そうかと思えば、重要案件が知らぬまに消える始末。営業スタッフが何の案件を進めているのか？どんな活動内容なのか？案件の進み具合や受注確度はどうなのか？

　会議で営業部長へ質問しても、営業部長から本人へ尋ねるといった、本人以外分からない状態だと言います。

kintoneをお試し

　B社総経理は経営塾新任編に参加されてkintone（キントーン）を知り営業管理を試すことになりました。さっそく社員全員が1年間kintoneの利用料金が無料となる弊社独自の「DEXプラン」に申し込まれました。

　DEXプランにはご希望の業務アプリを1種類無償でお作りするサービスもついていますので、迷うことなく「営業管理アプリ」を選ばれました。

営業管理のしくみ

　総経理が営業管理に求める要望をヒアリングさせて頂きました。

/date/2024/04/30/20dx_2.jpg 営業管理

顧客に関して：顧客毎の受注金額が分かる。訪問履歴が分かる。

案件に関して：案件毎の受注金額が分かる。受注見込み月と受注確度（％）が分かる。受注までの活動履歴が分かる。6カ月先までの毎月の受注見込み金額をグラフで見たい。

営業活動に関して：日々の営業活動を記録したい。営業スタッフ別に1日分まとめて活動報告を見たい。毎月の訪問件数をグラフにしたい。

　これらご要望を実現するために3つのアプリをご用意します。

１.顧客情報：顧客の基本情報を管理します。

２.案件管理：顧客から発生した案件を管理します。案件内容や金額、受注確度などを記録します。

３.営業活動報告：営業スタッフの顧客との1商談毎に記録します。日々の活動報告と活動履歴になります。

宇都宮武則

ワイズコンサルティング社システム室長兼ワイズシステム社チーフシステムエンジニア

　前職ではIT企業の副総経理を努め、50社以上のシステム構築に携わる。2015年よりワイズコンサルティングに入社し、社内ではITに関するドラえもんと呼ばれている。クライアントのIT課題に豊富な経験を活かしたソリューションを提案している。SAP HANA導入コンサルから、リーズナブルなシステム化までクライアントの要望に対応が可能。（言語）日本語◎・中国語△

ワイズコンサルティング・グループ