記事番号：T00115409
【今回のご質問】
質問：初めてのDXを低リスクで始められるツールはありますか？
回答：DXをkintoneで始めてみませんか？
合わない資産
新しく着任された総経理S氏は本社の財務課長でした。本社で台湾側の財務諸表を見ることはあっても初めての台湾赴任、右も左も分かりません。
前任者の紹介でワイズ経営塾新任編に参加されて同世代のお友達も出来ました。来月からゴルフを始めるそうです。
「お抱えの問題とは？」
S総経理「資産の棚卸しが合わないのです」と冷や汗を拭きながら話されます。
S総経理「本社で台湾の財務諸表を確認していたときにも疑惑はあったのですが、台湾側に問い合わせると”大丈夫、問題ない”という返事を信じていました。4半期に当たる先月末に社内備品や商品の棚卸しをさせたらですね、見事に帳簿と合わないのです！帳簿上の資産よりも現物が明らかに少ない」少し興奮気味です。
「それは驚きですね」
S総経理「サンプルで貸し出した商品が戻ってきていない。確か3年前に廃棄したはずだけど、など原因を調査中ではありますが」
在庫管理したい
S総経理「経営塾で御社がkintone（キントーン）の代理店だとお聞きしました。そこでkintoneで在庫管理したいです。私もアプリをそこそこ作れます」本社もkintoneを使われていましたので話が早いです。さっそく2人で仕様を考え始めました。
そして2つの在庫管理アプリを作ることにしました。
1.備品と消耗品の在庫管理：固定資産を含む備品と消耗品の在庫を管理。
2.商品の在庫管理：台北支社内に保管している高額商品の受け払い（入出荷）と在庫を管理。
備品と消耗品の在庫管理
S総経理「kintoneのライセンスですが、使うのは私と管理部だけですので5ユーザーから始めます」必要な人数から始められるのもkintoneの利点です。
図：備品消耗品の在庫管理
S総経理「備品と消耗品の在庫管理はシンプルなものがいいですね。1点だけ消耗品の補充をアラートしたいです」ヒアリングした内容からイメージ図を作成しました。
S総経理「補充点を現在庫数が下回るとアラートの通知が送られるわけですね、それいいですね～。これで行きましょう！私、作れますよ。」
大したお手伝をすることもなくアプリは出来上がりました。
「お見事です」
宇都宮武則
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