記事番号:T00115676
【今回のご質問】
質問:初めてのDXを低リスクで始められるツールはありますか?
回答:DXをkintoneで始めてみませんか?
このコラムは「DXを始めたい方」向けのやさしく現実的な内容です。
エクセルとkintone
台湾S電工のY総経理からのご要望は、台湾S電工が販売した設備の調達から検収までの作業工程の進捗管理でした。すでにkintone(キントーン)を利用されており、エクセルを使った業務をkintoneへ移しているところです。
エクセルとkintoneでの管理の主な違いを比較してみましょう。
1.属人化防止:エクセルで問題視されることに個人のパソコンに資料が保管されているという属人化があります。kintoneでクラウド化することで解決します。
2.情報共有:エクセルの場合には更新した資料をメールで配布したり、社内サーバー側を更新したりしますが、kintoneはクラウド方式のため必要な方にリアルタイムな情報共有ができます。
3.スマホ利用:エクセルをスマホで見るのは大変です。kintoneはスマホでも見やすくなっています。
4.更新履歴:誰がどこをいつ更新したのか?最新版はどれか?その問題もkintoneは心配ありません。更新履歴が自動的に記録されます。
5.PUSH通知:kintoneは作業開始3日前に本人と上長へPUSHでお知らせすることもできます。
できる?できない?
Y総経理「これなのですが」と見せて頂いたのはエクセルのガントチャートでした。(図A)「作業進捗に合わせて日付の枠を塗りつぶしています。完了は灰色、80%は青、50%は黄色、30%は赤、未着手は白です」(図B)
図A エクセルのガントチャート
エクセルで作成すると大同小異ですが概ねこのような形です。
図B 作業進捗を色分け
解決方法を探して頭を巡らせていると。
Y総経理「私もkintoneで少し試してみたのですが、ガントチャートは作れないですよね?」と暗い表情。
確かにkintoneの標準的な機能だけでは出来ないのですが……。“Plug-in(プラグイン)を使えば…出来ます”
Y総経理は一変して表情が和みました。
Kintoneの標準機能では賄えない場合には、Plug-inという追加機能が用意されています。
Plug-inにはご要望に合わせて様々な製品があり、kintone開発元サイボウズ社の他にも代理店や開発会社から数多く出品されています。
今回のガントチャートもいくつか選択肢はありますが、Tisの製品を使うことを提案しました。
kintoneプラグイン
https://www.tis2010.jp/kintone/
ここTisのPlug-inは100種類以上が使い放題、費用は毎年日本円で7,500円と格安です。無料でも使えますが毎回広告が表示されますので有料プランが良いでしょう。
こんな感じです、先ずはTisのサイトにあるサンプルをお見せしました。
Y総経理「良いですね~、これでお願いします」
無料お試しが出来ますので早速kintoneにガントチャートをインストールしました。
3つのサポートプラン
弊社ではkintoneに3つのサポートプランをご用意しております。
・自社自作でアプリ開発を進めたい方には「自走型」プラン
・開発支援を受けながら二人三脚で進めたい方には「伴走型」プラン
・アプリ開発を弊社へ任せたい方には「代走型」プランです。
この度のご依頼は「代走型」で承りました。
詳しくはこちらの中程を御覧ください。
宇都宮武則
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