記事番号:T00116040
【今回のご質問】
質問:初めてのDXを低リスクで始められるツールはありますか?
回答:DXをkintoneで始めてみませんか?
台湾の日本企業の悩み
ある日の経営者の懇親会。右奥のテーブルでは6名がIT化の話をしています。
A社総経理「赴任して半年ですが、紙書類の多さに驚きました。何にでも署名(サイン)させられる点に困惑しています」
B社董事長「あるある。1日ハンコ押しで終わる日が…」笑いが起こりました。
C社総経理「皆さんの会社はどのような情報システムをお使いでしょうか?」皆さん黙り込みます。
D社管理部長「本社ではシステム化されていましたから、台湾側でもシステムがあることが当然だと思ってましたら、何もありません」
E社副総経理「無い…。何も無いんだよ」
F社総経理「本社にシステム化を要求したら、本社からはシステム化もキミの仕事だろって一蹴されました」
E社副総経理「ムリムリ。手の付け所がわからん」皆さんうなずきます。
A社総経理「でも1日サインで終わる日は虚しい…。何かを変えなければ…とは思うんですよね」
B社董事長「正直なところ、他にやること多くて後回しになっちゃうね~」
台湾の日本企業にはIT化の悩みは確かにあります。ですが、現実的には重要度も緊急度も低いと思われています。
日本とは違う
IT化に手が付かない理由の上位に「IT担当者がいないから」という回答があります。台湾の日本企業の多くはIT担当者を雇う理由がないのです。なぜならば見合う仕事がないからです。
例えば日本であれば福岡支店や前橋営業所といった本社以外の拠点でもIT化は整っているでしょう。それは支店長が何もしなくても、会社方針に従って情報システム部門が整備してくれるからです。IT化のレールがひかれているわけです。
ところが台湾拠点は蚊帳の外ですので、IT化も経営者の仕事になります。
そこでkintone
台湾の日系企業と同じIT担当者がいない悩みを抱えているのは、日本の中小企業や役所も同じです。昨今はコロナ問題や労働人口減少、国のIT化推進策の後押しもあり、ここ4年間で中小企業や役所のシステム化は急速に進みました。その立役者の1つがkintone(キントーン)だったのです。
kintoneの累計導入数は、2019年の1万4000社から23年の3万社へ倍増しました。その導入に携わった方々の93%がIT担当者以外でした。(図)
図 Kintone導入担当者の部門内訳
kintoneの大きな特長は、専門的なITやプログラミングの知識が必要なくIT担当者が不要なことです。どなたでも業務のIT化や効率化を実現するアプリが作れます。
業務を熟知している社員自身がアプリを自作できますので、早く安く使いやすいものが作れます。
表計算ソフトよりも快適に、専門システムより柔軟に、システム開発を委託するよりスピーディーかつ低コストに、業務改善をすぐに実行できます。(サイボウズ社HPより一部引用)
kintoneは経営を楽にします
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宇都宮武則
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