記事番号:T00116551
【今回のご質問】
質問:初めてのDXを低リスクで始められるツールはありますか?
回答:DXをkintoneで始めてみませんか?(人事評価)
台湾の人事制度事情
「皆さん人事評価はどのようにされているのでしょうか?」
ワイズの経営塾台湾新任編に参加されているN総経理が講師に尋ねています。近くで聞いていたY総経理とO管理部長も加わりました。講師は3人を会議室へ案内して日本企業の人事制度の台湾事情を話します。
人事評価実態はこちらのコラムで紹介しております。合わせてご覧ください。
どうする?総経理 台湾人事制度 マル秘裏話
https://www.ys-consulting.com.tw/column/l/2210/
日本ではどうだった?
台湾赴任前の本社では中間管理職(課長・係長クラス)の方も多いのではないでしょうか?自分は上司に評価されて、部下を自分が評価することになります。
本社では人事制度が整っていて、人事評価もシステマティックに行われていたと思われます。
台湾ではどうでしょう、人事評価の仕組みは出来ていますか?「前々任者が10年前に作りました。その頃からエクセルです」「仕組みはありません。私が決めています」「今は人事評価がありません、そろそろ社員数も増えたので必要かな、と考えています」
なぜ人事制度を行うのか
「なぜ人事評価を行うのか?」が漠然としていませんか?まず知っておきたいのは、人事評価は人事制度の一部であることです。
それでは人事制度とは何でしょうか?企業が従業員を管理かつ運営するための仕組みやルールのことです。これには採用から退職まで従業員に関わるさまざまな活動が含まれます。
平たく言いますと「どんな人を雇うか、どうやって評価するか、どのように報酬を決めるか」などを定めたものです。
人事制度の構成は主に6つあります。
1.役職制度:組織内での地位と役割や権限と責任を定めます。これを定めないと指揮系統が混乱します。
2.評価制度:社員の仕事の成果や働きぶりを評価します。
3.報酬制度:給料やボーナスなど、従業員への報酬を決めます。評価制度の結果に基づいて昇給やボーナスが決まることが多いです。
4.教育制度:社員のスキルアップや能力開発を支援します。例えば役職階層ごとの社員研修や専門スキル研修などがあります。
5.採用制度:新しい社員を採用するための基準やプロセスです。
6.福利厚生制度:給料以外に提供されるサービスです。例えば、健康診断、各種休暇、社内活動などがあります。
人事制度を定めることは、企業を効率的に運営するための基盤を固めることです。
宇都宮武則
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