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第71話 初めてのDXを低リスクで始められるツールはありますか?(初めての行動能力評価:全2回)/台湾


コラム 経営 作成日:2024年7月30日

経営者が踏み出す”かんたんDX”

第71話 初めてのDXを低リスクで始められるツールはありますか?(初めての行動能力評価:全2回)/台湾

記事番号:T00116692

【今回のご質問】

質問:初めてのDXを低リスクで始められるツールはありますか?

回答:DXをkintoneで始めてみませんか?(初めての行動能力評価:全2回)

行動能力評価

 行動能力評価は、社員の行動や態度、スキル、能力を評価する手法です。

 社員のパフォーマンス向上や育成に役立ちます。目的を明確にして評価項目と基準を設定します。並行して評価者のトレーニングを行うことで効果的な評価システムを構築することができます。

 同時に行動能力評価は人事制度の目的のひとつ「人材育成」の一端を担います。評価結果から社員の成長を促し組織のパフォーマンスを向上させます。

導入の流れ

 行動能力評価を導入する手順です。

1.目的の明確化:なぜ行動能力評価を導入するのか具体的な目的を決めます。

2.評価項目の設定:企業の理念や目標や価値観に基づき、評価すべき行動や能力を決めます。経営者が会社をどのようにしたいか?社員をどう成長させたいか?という思いを込める箇所でもあります。

3.評価基準の策定:各評価項目に対して具体的な行動指標を設定します。これにより評価に客観性を持たせます。

4.評価ツールの選定:クラウド型評価システムやエクセルの評価シートなど、適切なツールを選定します。

5.評価者のトレーニング:評価を行う評価者(上司など)に、評価の一貫性と公平性を保つため評価方法や評価基準のトレーニングを実施します。

6.評価の実施とフィードバック:社員へ評価結果を具体的かつ建設的に社員の成長を促すようにフィードバックします。

7.評価結果の活用:評価結果を元に社員の育成計画やキャリアパスを策定します。また、報酬や昇進、人事配置などの意思決定にも活用します。

一から作りますか?

 大事なことは「目的を明確にすること」です。

 例えば「本社の人事評価表を中国語にして持って来たい」と相談される方がおられます。本社の評価制度には「本来の目的」があります、その目的を理解されていますか?その目的が台湾拠点にも当てはまるのであれば、この方法もありでしょう。ですが現実的には導入に失敗した例を多く見受けます。

 行動能力評価は、できれば一から作るのがお勧めです。実情の課題に合わせて作ることにより目的達成の成果を多く期待できるからです。弊社では300社近い制度導入経験をベースに経営者のイメージを具体化する制度設計をご提案いたします。

 それでも、未だ社員数も少ないので、手間暇を掛けたくないと考える方もいるでしょう。大丈夫です、そのようなご希望にも添えます。台湾事情を盛り込んだ既製の評価表をご用意しておりますので、これをベースに貴社に合わせてアレンジすることもできます。

宇都宮武則

宇都宮武則

ワイズコンサルティング社システム室長兼ワイズシステム社チーフシステムエンジニア

 前職ではIT企業の副総経理を努め、50社以上のシステム構築に携わる。2015年よりワイズコンサルティングに入社し、社内ではITに関するドラえもんと呼ばれている。クライアントのIT課題に豊富な経験を活かしたソリューションを提案している。SAP HANA導入コンサルから、リーズナブルなシステム化までクライアントの要望に対応が可能。(言語)日本語◎・中国語△

経営者が踏み出す”かんたんDX”

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