第73話　初めてのDXを低リスクで始められるツールはありますか？（目標管理MBO：全２回）／台湾

コラム経営作成日：2024年8月13日

経営者が踏み出す”かんたんDX”

第73話　初めてのDXを低リスクで始められるツールはありますか？（目標管理MBO：全２回）／台湾

記事番号：T00116937

【今回のご質問】

質問：初めてのDXを低リスクで始められるツールはありますか？

回答：DXをkintoneで始めてみませんか？

（目標管理MBO：全２回）

　このコラムは「DXを始めたい方」向けのやさしく現実的な内容です。

企業目標と個人目標の一致

　前回は行動能力評価でした。次は目標管理（MBO）を考えてみましょう。

　企業もしくは役職によっては目標管理に馴染みがない方もいらっしゃると思われます。簡単に説明しておきましょう。

　目標管理は、企業全体の目標と社員の目標を一致させ、明確な目標設定を通じて業績や社員のモチベーションを向上させる手法です。目標管理により各社員の役割が明確になり効率的な業務遂行が促進されます。

　特記すべきは目標管理では企業により導入目的が異なる点です。

・社員の目標設定の明確化と可視化

・全社や組織の業績の向上

・業務に対する責任の明確化

・社員の定着率向上

・ボーナス等の報酬の算出

・上司と部下のコミュニケーション強化

・社員のモチベーション向上

・社員のスキル向上と成長支援

　目標管理シートは各社各様です。

導入目的を考える

　目標管理を導入する際には目的を明確にすることが重要です。

　「目標管理はやりたいが、どのような目的が自社に相応しいのだろうか？」と悩まれるのも当然です。そのような時は、迷わず人事コンサルタントにご相談ください。弊社では、いつでも無料相談をお待ちいたしております。

　お話を親身になってお聞きした後に、ご希望に合ったご提案をさせて頂きます。

目標を設定する

　目的が決まりましたら、いよいよ目標の設定となります。

　目標設定と言われて容易に思い浮かぶのは、会社の売上目標や利益目標です。誰もが、それをそのまま社員個人の目標に当てはめることは出来ないと知っています。ブレイクダウンが必要です。会社目標＞事業部目標＞部目標＞課目標＞係目標＞個人目標のようになります。

　「販売部門の目標設定はわかりやすいのですが、管理部門や設計部門の目標設定が思いつきません」と悩まれる方がおられます。

　そこで目標にも様々あることをご紹介しておきましょう。売上金額や製品販売数量などの業績目標はイメージしやすいですね。社員個人のスキルアップに関わる成長目標もあります。顧客満足度や顧客維持率といった顧客目標。

　管理部では採用人数や定着率の人的資源目標、投資収益率やコスト管理などの財務目標。

　その他にも運用目標、生産性目標、品質目標、イノベーション目標、安全目標などを組み合わせて目標設定してみてはいかがでしょう。

お問い合わせ

https://www.ys-consulting.com.tw/service/it/human_judge.html

宇都宮武則

ワイズコンサルティング社システム室長兼ワイズシステム社チーフシステムエンジニア

　前職ではIT企業の副総経理を努め、50社以上のシステム構築に携わる。2015年よりワイズコンサルティングに入社し、社内ではITに関するドラえもんと呼ばれている。クライアントのIT課題に豊富な経験を活かしたソリューションを提案している。SAP HANA導入コンサルから、リーズナブルなシステム化までクライアントの要望に対応が可能。（言語）日本語◎・中国語△

ワイズコンサルティング・グループ