コラム

記事番号:T00050273
2014年5月13日15:47

 台湾は日本の文化に大きく影響されていて、小学校から高校まで制服を着用する習慣が日本統治時代から続いています。従来はカーキ色や白と黒のモノトーンばかりだった制服がここ数年、校風や環境に応じたものに変化してきました。中にはかわいくておしゃれな制服も多くあります。

人気制服のネット投票

 制服ファッションブームに乗じて、地域ごとの制服を地図上にまとめたサイト「Uniform Map(制服マップ)」(http://uniform.wingzero.tw/)と、高校生向け情報誌「Koobii高校誌」が女子高生の人気制服を総選挙で選ぶ「台湾高校制服大賞」を開催しています。台湾全土509校の女子高生の制服姿の写真を集め、インターネットユーザーの投票で人気ナンバーワンを決めようというものです。

 投票対象の制服は「制服マップ」で確認できます。赤いフラグが立っているのが学校の所在地で、公立、私立、普通科、専門学科などのさまざまな制服が掲載されています。フラグをクリックすると学校名とともにかわいい制服姿の女子高生の写真が表示されます。日本でもおなじみのセーラー服やブレザータイプの他、カトリック学校や看護師学校のワンピースタイプ、OLのようなタイトスカートやかっこ良く見えるパンツスタイルの制服もあり、色や形のバリエーションは日本以上かもしれません。

投票期間は6月1日まで

 台湾高校制服大賞の投票期間は4月7日〜6月1日。フェイスブック(FB)にログインして「Uniform Map」のアプリ認証をすれば、1人当たり1つの制服に対して1日1票まで投票できます。日本からも投票可能です。なお5月1日現在の暫定1位は桃園県の永平高級工商職業学校。黒のプリーツスカートに白のブラウス、へその位置までの長く赤いネクタイと、ごくシンプルなデザインで好評です。

 ちなみに私の母校、新竹県の国立竹北高級中学は暫定5位です。白のブラウスに紺色のタイトワンピースは「風城(風の都市)」の異名を持つ新竹県の天候に合わせて設計されたものです。強い風が吹いてもスカートがめくれず、スレンダーな女性が着たら非常にかわいいです。ただ、ぽっちゃり系女子にはつらいと思います…。


国立竹北高級中学の制服

 台湾の高校を代表する制服といえば、台北市立第一女子高級中学(通称「北一女」)でしょう。北一女は日本統治時代に設立され、今でも入学希望者がとても多い高校です。

 約60年前、第11代校長の江学珠氏が安全性を考慮してブラウスを従来の薄い色から屋外でも目立つ濃い緑に変えました。このため北一女の学生は「小緑緑(緑ちゃん)」と呼ばれています。他の高校は時代とともにおしゃれでかわいい制服に変わりましたが、北一女の(ダサい?)制服は永久に変わらないことでしょう。

 なお、台湾では大学生になっても堂々と高校時代の制服を着る「大学制服日」という定番イベントがあります。学部や学科ごとに開催され、当日は全員が高校時代の制服を着て大学に行き、お互いの制服を見せ合います。このとき、制服のデザインや特徴から校風を感じるものです。 

段婉婷

段婉婷

コンサルタント

中国文化大学日本語学科卒業。2009年・日本へ一年間の交換留学。2010年にワイズコンサルティンググループに入社。ISMSプロジェクトの経験を経て、現在はリサーチ部門に所属。