記事番号:T00115778
【今回のご質問】
質問:初めてのDXを低リスクで始められるツールはありますか?
回答:DXをkintoneで始めてみませんか?
試作初号機!?
台湾S電工のY総経理からのご依頼により、販売した設備の作業進捗管理をするガントチャートをエクセルからkintone(キントーン)へ移行します。
kintoneの標準にはガントチャートを作る機能はありませんので、kintoneへガントチャートのPlig-inを追加します。
お預かりした既存エクセルのガントチャート(第63話参照)をベースに試作品をお作りしてお持ちしました。ここから細かい部分を詰めてゆきます。
第63話 初めてのDXを低リスクで始められるツールはありますか?(ガントチャート:第1回/全3回)/台湾
https://www.ys-consulting.com.tw/column/115676.html
kintoneの試作品を大型モニターに映し出して2人で見ながら手を加えてゆきます。その場で改修しながら直ぐに改修結果を確認できるのもkintoneの特長です。
Y総経理「ここに進捗状況を選択肢で入れたらどうかな」
ご意見を直ぐに反映させます。
Y総経理「う~ん、やめましょう。色付けの方がわかりやすいです」
不採用なので元に戻します。
Y総経理「日々の作業報告を記入してみましょう」「いやいや、それはいらないな」これも不採用。
Y総経理「運送業者には搬入の5日前にメールで通知したいな」「先に社内担当者へ通知して担当者から運用業者への通知がいいな」こちらは社内担当者へ搬入の1週間前にkintoneから自動通知メールを送ることにして採用。
ガント壱号機
色々と意見を試しながら出来上がりました。(図)
図 kintoneのガントチャート
Y総経理「おお!エクセルより知的な感じです」
李課長に会議室へ来てもらい、実際の操作をしてもらいました。
工程が変更されたり、進捗が更新されますと関係者へメールで通知が届きます。同時に変更履歴も作られます。
李課長「本人が進捗を更新するだけで済むので便利になります」
これまでのエクセルのガントチャートでは、プロジェクト責任者が各担当者に進捗を聞いて更新しました。更新後は総経理を含めた関係者へガントチャートを添付したメールを送っていました。これからは担当者本人が更新をしますので手間が削減できます。
李課長の反応も上々でしたのでY総経理はご満足顔です。
宇都宮武則
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