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第92話 初めてのDXをkintoneで始めてみましょう。 5回目「kintoneは使いやすい?使いにくい?」/台湾


コラム 経営 作成日:2025年1月7日

経営者が踏み出す”かんたんDX”

第92話 初めてのDXをkintoneで始めてみましょう。 5回目「kintoneは使いやすい?使いにくい?」/台湾

記事番号:T00119458

 今回は、kintone(キントーン)へのユーザー評価において改善すべきと評価された点をまとめました。

■kintoneの改善すべき点

1.全般

・デザイン性に乏しく見た目が古典的なイメージ。

・文字を好みの大きさに変えたり、文字に色を付けたりできない。

・kintoneのヘルプページは素人にはわかりにくい。

・1ユーザーあたりのデータ容量(5GB)が他のクラウドサービスに比べて少ない。

2.操作性

・基本機能だけでは、添付ファイルをプレビューできず、見るためにダウンロードする必要がある。

・レポート出力が貧弱。詳細画面がそのままレイアウトされるだけ。印刷機能はあるが実用レベルではない。

3.開発ツールとしての機能面

・使える計算式や関数などが少ないため、複雑な計算がやりにくい、できない。

・基本機能では実現できることに制約があるため、もっと基本機能を充実させてほしい。

・プラグインが多く、どれを使えばいいか検証するのが面倒である。

・複雑なことをやろうとすると専門家を頼りカスタマイズする必要がある。

4.その他

・販売されているプラグインや連携ツールが割高だと感じる。

・多言語対応されたプラグインが少ない。

・基本機能だけでアプリやデータのバックアップができるといい。

■デザイン性

 kintoneは2011年にサービスが開始されてから大きく操作画面のデザインは変更されていないため、最近発表されたノーコードツールと比べますとデザイン面では劣ります。例えば、簡単に文字サイズを変えたり、文字や背景の色を変えたりすることができません。そのような場合にはプラグインが必要となります。

■プラグインの利用

 「あれ?これは基本機能ではできない」と気づいたらプラグインを探してみましょう。kintoneに足りない部分を補うために代理店や開発会社から出品されています。プラグインの参考サイトです。

CapDo.JAPAN社のプラグイン:

https://kaizen-plugins.com/ja/

ぱんだ商会のプラグイン:

https://www.tis2010.jp/kintone/

■複雑なシステムは苦手

 プログラミング無しに誰もがアプリを作れる反面、複雑なシステム構築には本社の情報システム部や開発会社などのサポートが必要となります。

宇都宮武則

宇都宮武則

ワイズコンサルティング社システム室長兼ワイズシステム社チーフシステムエンジニア

 前職ではIT企業の副総経理を努め、50社以上のシステム構築に携わる。2015年よりワイズコンサルティングに入社し、社内ではITに関するドラえもんと呼ばれている。クライアントのIT課題に豊富な経験を活かしたソリューションを提案している。SAP HANA導入コンサルから、リーズナブルなシステム化までクライアントの要望に対応が可能。(言語)日本語◎・中国語△

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