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■遠隔医療
遠隔医療(テレメディスン)とは、離れた場所と場所をオンラインでつないで医療を実現することです。「医師が患者を診察する」「看護師が医師の指示を受ける」「若手の医師が経験豊富な医師の指導を受ける」などのコミュニケーションの形があります。場所や時間に制約されずに医療を持続的に提供するために行われ、画像技術や通信技術を中心にロボットなどの技術も応用されています。
医師と患者によるビデオ通話の他にも実用化が進んでいます。例えば一人暮らしの老人をスマホで監視したり「見守りロボット」という高齢者の生活状況をカメラやセンサーを使って医療機関へ伝える設備が開発されています。
医療系TVドラマ「ブラックペアン2」では、未来像が描かれていました。例えば、患者の手術を遠隔操作するシーンです。手術現場からの画像や情報をもとに手術室から離れた他の病院の一室で専門医が手術ロボットを操作します。するとリモートで繋がっている手術室のロボットが実際の患者を施術します。
■医療格差の解消へ
遠隔医療の普及は、広くは医療機関の少ない地域や離島の医療を補い、医療格差の解消が期待されます。狭くは在宅治療や在宅介護に役立ちます。
また、海外居住者向けの遠隔医療サブスクリプションのサービスもあります。これは海外に居ても日本から定期的にオンラインで診察を受けられ、日本から薬を処方して海外の自宅へ届けてくれます。
■AIがストレスチェック
職場で強くストレスを感じている方の割合は、厚生労働省の調査によりますと「仕事に関する強い不安、悩み、ストレスを感じる労働者の割合」は2020年は54%であり、これは2002年以降50%を超えた状態が続いています。その内容の上位3つは「仕事の量や質57%、仕事の失敗や責任35%、対人関係(パラハラ、セクハラ含む)27%」でした。また、それらのケアに取り組んでいる事業所の割合は全体で61%でした。実際の取組み内容は調査票によるストレスチェックが最も多く63%でした。
AI(人工知能)を活用して企業のメンタルヘルス担当者をサポートするストレスチェック・サービスも登場しています。
AIによるカウンセリングは、人への相談に比べて心理的ハードルが低いです。また高度なデータ分析により各人のストレスの原因を見つけ出して対策を考案します。
普及すれば健康診断と合わせてストレスの定期検診も手軽におこなえます。
従業員の心身を守ることも経営者の重要な役目です。
ハラスメント対策や健康診断などの福利厚生メニューに関しましてもお気軽に弊社へご相談ください。
宇都宮武則
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