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第97話 初めてのDXをkintoneで始めてみましょう。10回目「kintoneをお薦めします(2)」/台湾


コラム 経営 作成日:2025年2月18日

経営者が踏み出す”かんたんDX”

第97話 初めてのDXをkintoneで始めてみましょう。10回目「kintoneをお薦めします(2)」/台湾

記事番号:T00120116

■営業会議にて

 M社の営業会議のお話…最後に総経理が席に着かれました。担当者が慌てて先ほど印刷した営業報告資料を配ります。

議長「おはようございます、会議を始めます。営業1課から先週の報告をしてください」みんなが資料をめくります。

 営業1課長が新規引き合いのことや案件の経緯やらを長々と話しています。

営業部長「ところで2週間前にF科技社へ出した見積書はどうなってますか?」

想定外の質問に課長「その件は、え~と担当のAさん?」担当A「先週忙しくて…グニャ」(実は忘れていた?)

 営業3課までの報告が終わり、議長「次に重要案件の報告をお願いします」

営業部長「資料の8ページを御覧ください」説明が始まります。

 午前9時に始まった会議が終わると12時前。

総経理の心の声「なんでいつもこうなのだろう?この時間に1件でも多く顧客訪問した方がいいだろうに」

■ブラックボックスか?

 場所は変わり居酒屋、先程のM社総経理とワイズ経営塾基本編で知り合ったT社総経理がお酒を交わしています。2人は同じ業態で同じ会社規模なため、すごく話が合い意気投合したのです。

T社総経理「週1回の営業会議に3時間ですか?我が社は30分ですよ」

M社総経理「30分では、何の情報も集まらないでしょう」と笑いました。

T社総経理「いえいえ、顧客や案件の情報は十分掌握できていますよ」

M社総経理「まさか、一度に10人の話を聞ける聖徳太子ではあるまいし。あり得ない」と苦い顔をしてみせました。

T社総経理「なるほど。御社はブラックボックス状態なのですね」

M社総経理は少しムッとして「我が社はブラック企業ではありません!」

T社総経理は苦笑しながら「ブラック企業ではなくて情報がブラックボックス状態だと言ったのです。営業活動が見えない状態に陥っていると」

M社総経理「確かにそれはあるかも。案件進捗も週1の会議でしか知り得ない」

T社総経理「例えば、3カ月先、6カ月先の受注見込みはすぐに分かりますか?」

M社総経理「月末の集計待ちかな。そう言うけれど、御社はどうなの?」

■欲しいしくみ

 T社総経理「実は以前、我が社もそんな状態でした。でも3年前からkintone(キントーン)で管理を始めてからは案件情報も受注角度も最新情報が関係者全員に日々共有されます。3カ月、6カ月先の受注見込みも」

M社総経理は目を丸くして「なんと」

T社総経理「ですから営業会議では最重要案件に絞って集中的に議論できます」

M社総経理「はあ~羨ましいなあ~。そのしくみ少し分けてもらえませんか?」

 真面目な顔で言うので、T社総経理は口に含んだお酒を吹き出しそうでした。

 

●詳しくはこちらをご覧ください。

https://www.ys-consulting.com.tw/service/it/kintone.html

宇都宮武則

宇都宮武則

ワイズコンサルティング社システム室長兼ワイズシステム社チーフシステムエンジニア

 前職ではIT企業の副総経理を努め、50社以上のシステム構築に携わる。2015年よりワイズコンサルティングに入社し、社内ではITに関するドラえもんと呼ばれている。クライアントのIT課題に豊富な経験を活かしたソリューションを提案している。SAP HANA導入コンサルから、リーズナブルなシステム化までクライアントの要望に対応が可能。(言語)日本語◎・中国語△

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