記事番号:T00125501
■運用フロー
基礎的なkintone(キントーン)の説明が終わると休憩を挟んで、評価システムの説明に移りました。
コンサルタント「評価システムの機能を説明するまえに、運用の流れについて触れておきましょう」前方のモニターへ運用フローを映しました。
発芝総経理も劉課長も評価システムの運用は初めてでしたので(難しくないだろうか?)と不安混じりの表情になりました。
コンサルタントは運用フローを指さしながら「4つの役割があります」と告げました。
1.評価管理者:運用を司る方です。評価表を社員へ配布したり、評価結果を集計したり、社員へ操作指導をします。
2.社員本人:被評価者とも言われる評価される社員本人です。
3.上長:部下を評価する立場の方です。例えば課長や部長です。
4.最終決裁者:集計された評価結果を確認して、必要に応じて最終調整のうえ、評価を決定する方です。例えば総経理や評価会議です。

発芝「劉課長には評価管理者をやってもらうよ」と言いました。
それから質問しました「総経理のぼくは、ここの最終決定の際に全社員の評価点数を確認して、点数を付け直したりするのでしょうか?それですと、結構大変な作業だと思われます」
コンサルタント「いいえ、点数を見直す必要はありません。集計されたランク…貴社の場合には、上位からS・A・B・C・Dとなります。こちらを確認します」
発芝「点数ではなくて集計後のランクですね」
コンサルタントは具体的な例を示しました。「社員の李さんのランクはSに幾分足らずにAでしたが、李さんは勤務態度も優秀であり、この1年間最も努力をした社員でした。同僚にも良い手本となる社員だと客観的に幹部たちにも認められました。そこでAからSへ最終調整をします」
発芝「なるほど。運用イメージがわかりました」
発芝総経理と劉課長は運用フローが想像よりもシンプルであったこと、全体像がつかめたことで、安堵されました。
宇都宮武則
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