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第141話 人事評価をkintoneで運用しましょう(27回目)


コラム 経営 作成日:2025年12月23日

経営者が踏み出す”かんたんDX”

第141話 人事評価をkintoneで運用しましょう(27回目)

記事番号:T00126056

■評価終わりました

 10分程度の休憩を挟みまして、kintone(キントーン)評価システムの説明は続きます。

発芝総経理「全社員の能力評価と業績評価が終わったことは、どのように確認しますか?」と質問しました。

 kintone人事評価システムの機能には「評価中の社員一覧」と「評価完了の社員一覧」が用意されています。

 評価管理者は全社員を、上長は部下の進捗を確認することができます。

・評価中の社員一覧:自己評価および上長評価状態にある社員を確認できます。

・評価完了の社員一覧:評価が終わった社員を確認できます。

コンサルタント「ここまで、よろしかったでしょうか」

発芝「操作は思いのほか簡単でした」

 劉課長も同意しました。

■評価集計

コンサルタント「それでは評価結果を集計しましょう」

 モニターへkintoneの評価集計アプリを表示して「年を選択します」。2025年を選択して見せました。

コンサルタント「これを保存して5分ほど待ちます」

 すると評価集計アプリに集計が終わったことを知らせるメッセージが現れました。

「とても簡単ですね」

 コンサルタントは集計結果のアプリを開きます。「このように2025年の能力評価と業績評価が集計されて、評価ランク付けが終わっています」

発芝「申し分ありません」

 満足げです。

 発芝総経理は劉課長に問いかけます。「操作説明を聞いてどうですか?問題なく運用できそうですか?」

 劉課長は初めに抱いていた不安が払拭されたので、力強く「大丈夫です!」と答えました。

 発芝総経理は、今度はコンサルタントの方を向いて「お聞きのとおりです。全て劉さんに任せてしまいます」。

 コンサルタントは笑みを返しました。

■評価フィードバック

 評価システムでの操作はここまでとなりますが、運用上は評価結果を本人や上長へフィードバックする工程が残されています。

 例えば、賞与や昇給に直接関わる評価ランクを本人へ伝えるのは誰か?評価結果を本人へ誰がフィードバックと指導をするのか?こちらの業務フローも考えておく必要があります。

コンサルタント「それらは、評価制度打ち合わせの最終日に予定しております」と返答しました。

 発芝総経理は評価をする日が楽しみになりました。

宇都宮武則

宇都宮武則

ワイズコンサルティング社システム室長兼ワイズシステム社チーフシステムエンジニア

 前職ではIT企業の副総経理を努め、50社以上のシステム構築に携わる。2015年よりワイズコンサルティングに入社し、社内ではITに関するドラえもんと呼ばれている。クライアントのIT課題に豊富な経験を活かしたソリューションを提案している。SAP HANA導入コンサルから、リーズナブルなシステム化までクライアントの要望に対応が可能。(言語)日本語◎・中国語△

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