ワイズコンサルティング・グループ

記事番号：T00125641

■操作は簡単？困難？

　劉課長が尋ねました。「評価管理者となるとさまざまな難しい操作を覚えないといけませんか？私はパソコンが不得意なのです」と正直に申し出ました。

コンサルタント「大丈夫ですよ。幾つかの基本的な操作を覚えていただくだけですので。これから操作をご覧いただきます」

発芝総経理「大丈夫、大丈夫。ぼくも一緒に操作を覚えるからさ」

　コンサルタントは評価表を作成して社員本人へ配布する機能を説明します。それは2ステップだけでした。

コンサルタント「まずは社員一覧から、休職や離職のため評価の対象としない社員を外しておきます」

　劉課長はメモをしています。

コンサルタント「次に評価表を作成する年度を選んで、保存ボタンを押します。5分ほど待ちますと、各社員へ評価表が配布されて自己評価できる状態になります」

劉「え？それだけ」

　難しいかなと構えていたぶん少し拍子抜けした様子です。

発芝「これなら、劉課長の小学3年のお子さんにでもできるよ～」

　発芝総経理は、笑いながら冗談を言いました。

■未処理を表示

　配布された評価表を使って自己評価を説明します。ここまでは評価管理者のアカウントを使用していましたので、kintone（キントーン）から一度ログアウトをすると今度は社員Aさんでログインしました。

発芝「おや？先ほどの画面と違いますね。アプリの数が少ない」

　社員Aへ切り替えたことで、評価管理者用のアプリは表示されなくなったのです。

コンサルタント「誤操作なきように必要なアプリだけを表示させています」

　kintoneではアプリごとに使用権限を設定することができます。

コンサルタント「それでは自己評価をいたしましょう。自己評価はどこにあるか？探さなくても右上に表示されていますよ」

　kintoneの画面右上には「未処理」欄というものがあり、自分が処理しなければならないタスクが表示されます。そして処理が終わると消えます。

劉「わかりやすい」

　コンサルタントが「未処理」欄から能力評価表を選ぶと評価表が現れました。評価表のレイアウトや評価項目は日本語表記でしたが、社員Aの言語設定を中国語に変更してみせると全てが中国語表記に変わりました。

コンサルタント「通常はお使いのブラウザの言語設定となりますので、皆さんは言語を切り替える必要はございません」と補足しました。