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第136話 人事評価をkintoneで運用しましょう(22回目)


コラム 経営 作成日:2025年11月18日

経営者が踏み出す”かんたんDX”

第136話 人事評価をkintoneで運用しましょう(22回目)

記事番号:T00125362

■あらすじ

 発芝総経理と人事コンサルタントが進める人事制度構築は「評価制度」作成のフェーズを順調にこなしており、各役職別の評価表の製作も残り2役職となりました。発芝総経理は実際の評価運用を用紙への手書きやエクセルへの入力でおこなうことは念頭になく、ITの仕組み「評価システム」導入を所望していました。

 比較検討の結果、kintone(キントーン)の評価システムを採用することを決めました。

■採用理由

 発芝総経理の前にはコンサルタント、隣には総務人事課の劉課長が同席しています。今日の目的はkintone評価システムの詳しい説明を聞くことです。発芝総経理は劉課長が運用面の不安を感じないように説明を聞く機会を設けました。

 発芝総経理はkintone採用の理由をコンサルタントへ話します。

発芝総経理「社員数も増えたわが社では、業務の効率化にITを使うことは必要不可欠です。最初のきっかけが今回の評価システムだと考えました」

 劉課長は日本語ができませんので、通訳を同席させています。早速、発芝総経理の発言を通訳しています。

発芝総経理「ぼくはkintoneの製品説明を聞いて、わが社のIT基盤になると確信しました。kintoneを使ってやりたいことが次々と頭の中に浮かんでくるのです」少し語尾を強めました。

 評価システムはkintoneをIT基盤とした一つの仕組みです。kintoneならば例えば、社内申請や勤怠管理、或いは顧客案件管理や受発注など、様々な業務システムを実現することができます。要約しますとメーカーも操作方法も違う4つの業務システムを使いこなすことは容易ではありません。コストもかさみます。

 kintoneをIT基盤とすれば、これらの業務システムは一本化され操作方法は統一されます。何よりkintoneのユーザー年間利用料は一律ですので、業務システムの数が増えても、この年間利用料は変わりません。

■kintone評価システム

コンサルタント「評価システムを実際にご覧になりながら説明と質疑応答をしましょう」すると劉課長が最初の質問をしました。通訳します。「このシステムは日本語ですか?英語ですか?」

 日本本社から共有されるITシステムは日本語表記もしくは英語表記でしたので、言語に不安を感じたのでした。なぜならば評価システムは幹部から一般職まで全社員が使うものですから、当然のことながら中国語が望ましいわけです。

コンサルタント「ご心配はもっともなことです」続いて「ご安心ください。お使いの方に合わせて、中国語と日本語が自動的に表示されます」

 そして少しの画面操作をすると、日本語表示されていたkintoneが中国語(繁体字)表示に切り替わりました。劉課長の表情が緩むのがわかりました。

宇都宮武則

宇都宮武則

ワイズコンサルティング社システム室長兼ワイズシステム社チーフシステムエンジニア

 前職ではIT企業の副総経理を努め、50社以上のシステム構築に携わる。2015年よりワイズコンサルティングに入社し、社内ではITに関するドラえもんと呼ばれている。クライアントのIT課題に豊富な経験を活かしたソリューションを提案している。SAP HANA導入コンサルから、リーズナブルなシステム化までクライアントの要望に対応が可能。(言語)日本語◎・中国語△

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