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第4回 きれいになりたい!? 台湾人男性たち


コラム 台湾事情 作成日:2010年4月6日

台湾人研究所 台湾研究

第4回 きれいになりたい!? 台湾人男性たち

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 台湾では「愛面子」といって、ここ数年ルックスを気にする男性が急増しているようです。百貨店やドラッグストアの化粧品売り場でも男性化粧品を販売しているコーナーをよく見かけます。「きれいになりたい」と思うのは、もう台湾でも女性だけの専売特許ではないのかもしれませんね。

拡大する男性化粧品市場

 日本や欧米ではずいぶん前から注目されていた男性化粧品市場ですが、台湾でも近年急速に拡大しているようです。2009年7月19日付の中国時報によると、09年の台湾男性化粧品市場の規模は12億台湾元を超え、07年の約10億元から15%強の成長を見せました。また、ドラッグストアなどの小売チャネルでも同年上半期の売り上げは35%と大きく増加しました。男性化粧品といっても幅が広く、整髪剤やシェービング用品、ボディーローションなども含まれていますが、同紙によると中でも化粧水や乳液などフェイシャルスキンケア用品の人気が上昇してるようで、40%を超す高成長率を見せているとのことです。

 スキンケア用品を使用する台湾人男性が増加しているようですが、その購入する理由とはいったい何でしょう?波仕科技によって10年3月に実施された調査では、フェイシャルスキンケア用品を購入する際に重要視するポイントとして「保湿(42.6%)」、「ニキビ予防(41.2%)」、「角質除去(29.4%)」などが上位にランクインする結果となりました。「保湿」はスキンケアの基本要素ですし、続く「ニキビ予防」や「角質除去」なども皮脂の分泌が多い男性の肌に特に見られる問題への対策ということで納得の結果となっています。

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男性も「きれい」を追求?

 しかし、5位以下のランキングをみると、スキンケア用品への人気増加は肌への問題対策というだけではないようです。「美白」や「シワ対策」、「アンチエイジング」を重要視するスキンケア用品使用男性の割合は約5~15%と、上位の購入要因ほど高いわけではないですが、やはり男性の中にも「きれいになりたい」と思っている人が少なからずいることが分かります。

 台湾化粧品市場も拡大傾向にありますし、男性がスキンケアをするのは今後台湾でも一般的になるのかもしれません。女性だけが化粧やスキンケアをするという考えはもう古いのでしょう。個人的にも男性も見た目、身だしなみに気を使うのは賛成です。しかし、男性があまりにも「きれい」になりすぎてしまうと、やはり女性としてはちょっと複雑な気もしますが…。

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