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台湾と日本はともに毎年5月の第2日曜日に母の日を祝っており、今年は5月9日です。今回は台湾の母の日の過ごし方についてご紹介したいと思います。
まず、母の日を祝うかどうかについてですが、波仕特線上市調網が先月実施した調査によると、「絶対祝う」は41.04%、「たぶん祝う」が45.09%で、8割強の人が何らかのお祝いをするようです。
台湾では子供のころから学校の授業で儒教を勉強していることや、また仏教や道教などの宗教の影響が強いからか、親を非常に大切にする「孝順」の文化が根付いています。私も台湾では家族の結び付きは日本より密接だと感じることが多々あるのですが、8割もの人がお祝いをするというのはさすがというべきですね。
「どのようにお祝いするか」で1位になったのは「ごちそうを食べに出掛ける」で、51%にも上りました。おいしいものを食べ、楽しい時間を共有することで、いつもお世話になっている母親をねぎらおうというのでしょう。2位は「ケーキを買う」、3位には「プレゼントを贈る」が続き、定番ですが特別な日を演出するのにピッタリな回答となりました。
プレゼントは実用性重視!?
さて、仕事関係などで母の日を一緒に過ごせないという人も多いかと思いますが、そういう人はプレゼントやカードを贈ったり、電話をかけたりして感謝の気持ちを表しているようです。ただ、「プレゼントを贈る」については、何を贈るのか迷うところだと思います。
日本ではお花や洋服、小物、食品・スイーツなどが人気のあるプレゼントとしてよく選ばれています。一方、台湾ではどのようなものが贈られているのかというと、4月26日付のワイズニュースによると、現金・商品券が一番人気のプレゼントなのだそうです。少し味気ない気もしますが、母親が欲しいものを自分で選べるという点では、一番相手のことを考えたプレゼントだといえます。次いでサプリメント、宝飾品などが続き、日本と比べて実用的なプレゼントが人気が高いことが分かります。毎年母の日のプレゼントがワンパターン、または何を贈るか迷っているという方は、今年は趣向を変えて台湾を参考にしてプレゼントを贈ってみるのもいいかもしれませんね。
ちなみに今年のわが家(台湾)の母の日は、みんなで夕食を食べに出掛け、そこでデザートにサプライズケーキが出てきて、その後、プレゼントとカードを渡すという、ランキングに出ている項目の半分をこなすパターンになりそうです。ただ、義母によると、カードが一番心が込もっていて何よりうれしいとのこと。お祝いをするときはやはり気持ちが一番大事なようですね。
ワイズリサーチ
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