情報管理に潜むリスク

ワイズコンサルティング・グループ

コラム経営作成日：2011年5月3日

台湾ビジネス情報局

記事番号：T00029725

●情報セキュリティ管理の重要性

飲食業で食中毒事件を起こせば、商売継続が難しくなるのと同様に、
企業にとっても情報漏洩事件が起これば、事業継続は難しくなります。

　飲食業にとって衛生管理は商売繁盛以上に最優先されるべき要素ですが、
我々企業も情報管理は最優先の課題です。

　台湾の統計によると「企業の情報漏洩ルートベスト３」は、
１位　顧客、取引先からの情報流出 39%
２位　社員による情報流出 35%
３位　外部からの悪意によるハッキング 27%
と、なっています。

　弊社でもお客様の大切な情報を扱うサービス業として、情報管理の重要性を考え、
情報セキュリティ管理の国際規格である「ISO27001」を取得致しましたが、
導入に伴い実施した内容は「SMART」でまとめる事ができます。

・Sort：会社の機密資料の定義、区分、整理
・Manage：対応部門・責任者を明確化、規定の明文化、教育
・Aware：資料流出ルートの特定、把握
・Review：現状の防止機能、措置の不足を確認
・Tackle：万一機密漏洩した場合の対応策を検討

　ここ１～２ヶ月中には、台湾でもいよいよ個人資料保護法（日本の個人情報保護法に相当）
施行細則が制定され、企業に求められる情報管理責任は、益々高まって来ています。

　
●ISO27001の取得

吉本：「わが社はISO27001取得に向けて、情報セキュリティを更に強化する。」

社員：「どうやって？」

吉本：「SMARTに従って対策を立てるのだ～！」

社員：「社長がSMARTになるのが先決では？」

　　　「そうだ！」「そうだ！」「もっと痩せてから言え！」

吉本：「そのSMARTじゃ... 」Orz

●セミナーご案内

～起きてからではもう遅い～
「経営者のための情報セキュリティ対策セミナー」

【第１講】法令改正！　台湾個人情報保護法の概要
・日本とどう違う？個人情報保護法の日台比
・新・個人情報保護法の重点解説
・個人情報管理方法、企業が押さえておくべきポイント

○講師：ワイズコンサルティング　マネジャー　宮本美子

【第２講】情報はこう管理する！効果的な情報セキュリティ対策
・情報漏えい、紛失、改ざん…ビジネスを危機に陥れる情報リスク
・安心経営の強い味方！情報セキュリティマネジメントとは
・効果的な情報セキュリティマネジメントの導入・運用方法

○講師：ワイズコンサルティング　代表　吉本康志

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