第36回 会社で「団購」?


コラム 台湾事情 作成日:2014年6月17日

台湾人研究所 台湾研究

第36回 会社で「団購」?

記事番号:T00050955

 ここ数年、台湾では複数の人がオンラインショップで共同購入することで、商品を通常より安く購入できる「団購」がはやっています。地方の銘菓や農産品などを取り寄せる際、職場や学校の仲間とまとめて購入することで送料が減り、「買一送一」(1個買えばもう1個は無料)のサービスを受けられ、新製品のサンプルをもらえたりとメリットが多いからでしょうね。

利用者の過半は会社員

 市場調査専門サイト、全国意向線上市調網(ライフウィン)が2013年に消費者を対象に行った調査によると、過去半年間に「団購を利用した」との回答は全体の4割に上り、利用回数は「1カ月に1回以上」が36%と最多でした。利用者は多い順に、▽ビジネスパーソン、50.52%▽学生、15.69%▽主婦、10.25%▽定年退職者・無職、10.01%▽公務員、9.63%▽その他、3.89%──となりました。なお、団購を利用した理由については「お得だから」との回答が73.9%で最多でした。物価の上昇が続く中、お得な買い物をしようと消費者は知恵を絞ります。ただ、あまり必要ない商品をたくさん団購で買ってしまうとお金は出ていくばかり。気を付けないといけませんね。

一番人気はスイーツ

 求職求人情報サイトのyes123求職網が13年にビジネスパーソンを対象に行ったアンケート調査(有効回答1,340件)によると、団購で買うのはクッキー、ケーキといったスイーツとの回答が全体の58.7%と最多でした。台湾人はオフィスの休憩時間にみんなでタピオカミルクティーなどのドリンクや、鶏排(フライドチキン)をまとめてオーダーすることが多く、そんなティータイムにも合うものとして、やはりスイーツが一番人気のようです。

団購で職場の雰囲気アップ

 勤務時間にネットショッピングで買い物する人もいるようですが、会社側はあまり社員の団購に反対していないようです。団購もコミュニケーション円滑化に役立つとの考えがあるからでしょう。他部門との交流が増える他、上司も一緒に買うので話題が増えます。社内の福利厚生部門が団購を主催するという話もよく聞きます。「会社一丸」の団購は他国・地域ではあまり見られないことで、台湾独特のオフィス文化とも言えますね。

 なお、弊社には団購文化がありません。たまに中小企業で働いている友達から「最近、うちの会社で〇〇を買いたいんだけど、注文が足りないの。一緒に買わない?」と誘われました。社員が少ない会社も団購の楽しさを味わいたいですよね。商品によっては今注文しても半年以上待ちのもあります。また、団購を利用すればニュースで紹介された人気商品なども食べられますよ。 

ワイズリサーチ 高 莉安

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