ワイズコンサルティング・グループ

記事番号：T00103323

＜登場人物＞

ワイズシステム副総経理　宇都宮武則

本コラムの筆者です。

台湾S電工　山田新一総経理

1978年千葉県生まれ、上場企業S電工の営業企画課長から2018年に台湾S電工の総経理として初めての海外駐在。

前回までのお話

https://www.ys-consulting.com.tw/column/l/2189/

　業務のシステム化で懸念されることの一つに、業務をシステムに合わせなければならないという点があります。kintone（キントーン）を使えば業務に合わせた使いやすいシステムが作れます。kintoneでデジタル化を促進しませんか？

　あれから1週間がたちました。土曜午後の総経理室はとても静かです。kintoneを電子発票発行サイトに連携させて販売データから電子発票を発行するしくみを作っています。

　電子発票発行サイトへの申し込みが無事に済み、kintoneとデータを連携させるためのAPIの説明書を手に入れることができました。

山田：愛文（アップル）マンゴーが届きました。毎年ありがとうございます。妻と娘たちは箱を開けた途端に大喜びです！すぐに娘たちが一つずつ手に取ると台所に走り出しました。早速頂きましたが、台南からの産地直送は味も香りも一味違いますな～。

宇都宮：今年は食べる時期に分けて5台湾斤（3キログラム）ずつ3箱に分けてもらいました。

山田：お気遣いありがとうございます。幸せが長～く続きます。

宇都宮：召し上がった1の箱は完熟マンゴーです。2の箱は3日程度、3の箱は5日ほどしたら冷蔵庫に移してください。

山田：3の箱は日本の両親に送ろうと思います。

宇都宮：それは無理ですよ。マンゴーを日本へ送るには薫蒸という害虫除去をする必要がありますので。値段は張りますが百貨店などのマンゴー宅配サービスが便利です。

項目を追加

宇都宮：さて、電子発票アプリの方はできていますか？

山田：はい。

宇都宮：ありがとうございます。それではAPIの説明書を見せていただけますか？

山田総経理はビジネスチャットChatwork（チャットワーク）で説明書を送付しました。宇都宮は説明書をしっかりと読み込むと、

宇都宮：うん、おおむね必要な項目はそろっていますね。（図A）

図A　APIの説明書

　APIの説明書に記載されている項目をkintoneから電子発票発行サイト側へ送ります。

山田：それでは、ぼくは電子発票アプリの方を仕上げます。

　山田総経理は説明書を見ながらkintoneの作成画面を開いて足りない項目を加えていきました。（図B）

図B　電子発票アプリ

　そして宇都宮はkintoneから電子発票発行サイトへデータを送るためのプログラムを作成します。

　最後にkintoneへ宇都宮の作成したプログラムを組み込めば完成します。

テストで確認

山田：こちらは完了しました。テスト用のデータを登録していきます。

　データの登録が終わるごろに宇都宮のプログラムも完成しました。

宇都宮：それでは組み込みます。

山田：このテストデータが正しく送信されるか確認ですね。（図C）

図C　テストデータ

宇都宮：テストデータの送信先を私にしてくださいね。

山田：電子発票を発行したぼくの方には何か通知が来るのでしょうか？

宇都宮：はい、説明書によると発行完了メールが山田さんの方に届くはずです。

　電子発票発行の準備がそろいました。いよいよ確認テストです。

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