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第31回 兵役が就職に及ぼす影響


コラム 台湾事情 作成日:2008年9月26日

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第31回 兵役が就職に及ぼす影響

記事番号:T00010501

 
 先日、弊社主催のビジネスマナー講座で講師を務める機会がありました。受講生はほとんどが勤続年数1年未満の新入社員で、その中に、2カ月前に軍隊を除隊し、先月就職したばかりの男性が1人いました。休憩時間に軍隊の感想を聞いたところ、「1年間を無駄にされてしまいました」という答えが返ってきました。

 台湾の憲法では、18歳以上の男子は心身に障害を持つ者を除き、兵役に就くことが義務付けられています。一般的には、大学を卒業した男性は、大学院に行かないのであれば、軍隊に入ることになります。兵役期間は以前は3年間でしたが、その後、2年→1年6カ月→1年4カ月とどんどん短くなり、今年はついに1年になりました。

 男性にとって、軍隊に行っている期間は、一生のうちで一番思い出の多い時期だとよく聞きます。どれほど年をとっても、その時代のことは絶対に忘れないそうです。それは、楽しかったから忘れられないのか、辛すぎたから忘れられないのか、どちらかなのでしょうね。

1年遅れが最大のデメリット
 
 私の知り合いの男性は皆、兵役が終わっています。彼らに聞いた限りでは、「兵役に就く」ことは、やはりメリットよりもデメリットのほうが大きいようです。そして、デメリットのうち、一番損だと感じるのは、同級生より1年も遅れて就職することだそうです。

 104人材銀行は「『新卒軍人』の就職状況」をテーマに、大学を卒業してすぐに兵役に就いたいわゆる「新卒軍人」2,000人を対象に調査を実施しました。その結果、兵役の経験によって、将来の仕事と就職にどのような良い影響と悪い影響が出るのかが分かりました。下の表にまとめましたので、ご覧下さい。

 皆さまの会社では、「新卒軍人」を採用されていますか?彼らは「良い影響」を発揮しているほうなのか、「悪い影響」に足を引っ張られているほうなのか、どちらでしょうか?

ワイズコンサルティング 陳逸如
  
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