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第36回 台湾小姐はかつら?!


コラム 台湾事情 作成日:2009年2月27日

陳小姐的台湾トレンド情報  台湾トレンド

第36回 台湾小姐はかつら?!

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 昨年後半から、不景気に関する話題ばかり書かせていただいています。今回こそは景気と無関係のテーマを、と意気込んでいましたが、最近は不景気における生活術がもっぱらの話題。やはり今回も不景気に関する話になりました…(>_<)

不景気の今、狙い目は女性の財布

 「もうけるには、女性の財布が一番(のターゲット)」。台湾にはこんな表現があります。たとえ不景気でも、女性が自分をきれいに見せたいという気持ちは変わりません。洋服も化粧品も、買わずにはいられないのです。

 それでもお金に細かい人は、少しでも安く済ませる方法を考えているようです。そんなことから最近、若い女性に人気なのが、「ウイッグ(女性用かつら)」です。

 一般に「かつら」は、お年寄りや髪が薄い人に利用されるものです。ですが最近のウイッグ店では、10代後半~30代の女性客が明らかに増えていると、チェーン店社長が指摘しています。若くして薄毛に悩む人が急に増えた!というわけではなく、美容院の代わりにウイッグ専門店に行く人が増えているようです。
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美容院よりも手軽で安上がり

 ヘアスタイルを変えるには、これまでは美容院で数千台湾元を払って、アレンジしてもらうのが一般的でした。ところが今は、ウイッグを買えば、自分で簡単に髪型を変えることができます。

 ウィッグが若い女性の人気を集める秘密は、その安さにあります。美容院ではカットとパーマで、少なくとも3,000~5,000元(約8,400~1万4,000円)くらいかかります。一方ウイッグは、安いものは数百元から、高くても2,000元程度で手に入ります。そんなわけで不景気の今、女性に幅広く利用されているようです。前述のウイッグチェーンの社長によると、台湾のウィッグ市場規模は昨年、30%以上も拡大したとか。

 また、女性はふとヘアスタイルが変えたくなることがあります。ですが、「2年かけて伸ばした髪を切ってしまうと、後になって後悔しそうな気がする…」と悩んでしまうのが乙女心。ウイッグなら、そんな悩みも解決できます。

 あるウイッグメーカーによると、昔は医療用が中心だったウイッグですが、今やアクセサリー感覚で使える、ファッション性の高いウイッグがたくさん開発されているそうです。ちょっと髪型が変えてみたくなったときには、ウイッグを試してみるのもいいかもしれません。

ついに見た!ウィッグユーザー

 「今、ウィッグが流行」というニュースをテレビで初めて見たとき、疑問に感じていたわたしですが、ついに目撃しました!!!

 先週、友達と焼肉屋に行ったときのことです。隣のテーブルに若者5、6人が座っていましたが、そのうちの2人の小姐(女性)が突然、自分の頭からウイッグを外したんです(驚)!!

 その後、隣のテーブルの会話に聞き耳を立ててみると、そのウイッグはクラスメートの紹介でインターネットで買ったもので、使いやすいからまた買おうかな、と話していました。その会話から、「ウィッグの流行」に納得できた次第でした。(笑)


ワイズコンサルティング 陳逸如

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