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最近どのニュース番組も、リストラや無給休暇などの話題ばかりですね。毎日ニュースをご覧になっている皆さまは、世の中がどれくらい不景気か、おそらく誰よりも詳しいかと思います。
こんな不景気のまっただ中、台湾ではあることが流行っています。
それは、「占い」です。
台湾は世知辛い?!
弊社の日本人フタッフに聞いたところでは、在台の日系企業さんは一般的に「社員の解雇はあまり望ましくない」とお考えだそうですね。極端な話、会社がつぶれない限り、社員を辞めさせたくないとか。
しかし台湾では、旧正月前に巨額のボーナスを払いたくないため、社員を解雇する習慣が昔からあります。特に不景気の現在、やむを得ずリストラを計画している会社が多いようです。
こういった不安定な状況の中、占い師を訪ねる人が多くなっているそうです。
節約生活でも「占い」は別
台北で占いといえば、有名な3カ所が挙げられます。市内では民権東路にある行天宮の入り口につながる地下道と士林夜市、そして台北県中和にある「烘炉地」というところに「占い横町」と呼ばれる占い師が集まっている場所があります。
不景気で、生活に必要な出費以外なるべく抑えたりするのは当たり前。ですが、占いにお金を使う人は意外にも増えていて、ある占い師の話によると、不景気のおかげで同業も含め業績が2~3割も伸びているそうです。
さて、不景気の中で、台湾人はどんなことを占ってもらうのでしょうか。
昔は将来についての質問が多かったそうですが、最近は目の前のことについての相談が多いそうです。
そこで、台湾人が年末によく占ってもらう項目の「昔と今」を簡単にご紹介します。
将来有望なビジネスに転職?
私の親友で、2週間前にリストラされた人がいます。彼女はこれから次の仕事を探すか、海外へ留学に行くかで迷った揚げ句、中和の「烘炉地」に行ってきたそうです。
占いの結果はともかく、彼女の話によると、占い横町は今、コンビニみたいに24時間営業しているそうです。(←占いがこんなに盛んになっているとは~!!@_@)
それを聞いて、占いビジネスって結構おいしいかもと思いながら、彼女に「占い師になったら?」とアドバイスしてしまいました。(笑)
ワイズコンサルティング 陳逸如【表】