ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム 会社概要 採用情報 お問い合わせ

コンサルティング リサーチ セミナー 在台日本人にPR 経済ニュース 労務顧問会員

第40回 台湾女性は愛よりパン?


コラム 台湾事情 作成日:2009年6月26日

陳小姐的台湾トレンド情報  台湾トレンド

第40回 台湾女性は愛よりパン?

記事番号:T00016225

 
 6月はジューン・ブライド、台湾でも結婚シーズンです。なぜ6月なのか調べたところ、さまざまな説がありました。ここでは代表的な2つをご紹介します。

鬼月の前に駆け込み結婚
 
 まず1つ目は、欧州から伝わったというもの。ローマ神話に出てくるユピテル(Jupiter)の妻で、結婚生活の保護神であるユノ(Juno)に由来し、6月(June)に結婚すると幸せになれるという伝説が生まれたようです。

 もう1つは、台湾では旧暦7月が新しいことを避けた方がいいとされる「鬼月」のため、結婚できないと考える古くからの風習が今も残っており、6月のうちに結婚する人が多いようです。

 ところで、プロポーズは女性にとって、結婚そのものよりも大事だとさえいわれていますが、男性は一体どのようにプロポーズすればいいのでしょうか。英語の「Will you marry me?」、日本語の「結婚してください」、もしくは中国語の「嫁給我吧」と言ったありふれたせりふでは、もう女性の心を動かせないようです。

白髪になってもずっと…
 
 最近、台湾のある結婚相談所が独身女性1,000人以上を対象に、プロポーズの言葉に関する調査を行いました。

 同調査によると、女性が言われたいプロポーズの言葉の栄えある1位は、「君が年をとっても、白髪になっても、僕は今と変わらず、君のことをずっと尊敬し、愛し続ける」だそうです。このせりふは新鮮味には欠けていますが、女性の心を打つ「ずっと」「尊敬」「愛」といった言葉が含まれているのが人気の秘密だと思います。

 さて、この1位のセリフはロマンチックな感じがして、納得できますよね。ですが、2位のセリフを聞けば、皆さん恐らく笑ってしまうと思います。それは何と「財産すべてを、君に譲ります!」

財力が最優先!
 
 台湾では結婚相手を選ぶとき、お互いの気持ちを最優先に考える女性は「愛情派」、一方、相手の財力を最重視する女性は「パン派」といわれます。一般的には、女性は比較的感情的で、結婚を理想化し、愛さえあれば幸せになれると信じていると考えられています。ですが、この調査を見る限り、「パン」を選ぶ女性は多いようですね。

 ちなみに、女性が好ましくないと考えるプロポーズの言葉は、「親が早く結婚しろと言う」「親が君のことをとても気に入っている」「もう若くないからそろそろ結婚しよう」「子どものママになってくれない?」「これからもご飯を作ってくれない?」など。ということは、まるで親のため、はたまた女性を主婦役に限定してしまうような言い方をすると、台湾女性には断られる確率が高いようです。
 
ワイズコンサルティング 陳逸如

陳小姐的台湾トレンド情報 台湾トレンド

情報セキュリティ資格を取得しています

台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。