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第42回 今が旬!〜フェースブックのスモールゲーム〜


コラム 台湾事情 作成日:2009年8月28日

陳小姐的台湾トレンド情報  台湾トレンド

第42回 今が旬!〜フェースブックのスモールゲーム〜

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 ここ数カ月、「フェースブック(Facebook)使ってる?」と知り合いからよく聞かれます。当時は使っていなかったので「使ってない」と答えたら、「ええっ~ダサい!信じられない...」など、ひどく攻撃されました。使っていないだけで、そこまで言われるとは思いませんでした。今の若者がいかにフェースブックにハマっているか、お分かりになったかと思います(苦笑)。

 フェースブックはもともと学生向けに公開されていたSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)でしたが、2006年に一般にも公開され、利用者が急激に拡大しました。他のSNSと同様、目的は他の人とのコミュニケーションにあり、写真をアップロードしたり、リンクや動画を投稿したり、友達の近況をチェックしたり、知り合いと連絡したりすることで、友達や同僚、同級生、地域の人たちと交流を深めることができます。

 フェースブックでは、ゲームを通じて交流する機能が最近人気を集めています。中でも、多くのユーザーをとりこにしているのが「Happy Farm」というゲームです。当初は英語のインターフェースのみでしたが、半年くらい前に中国語版が台湾に導入され、既に30万人以上に使われています。

バーチャール農場を経営

 Happy Farmでは一人一人が自分の農園を経営します。ニワトリ、牛などを飼い、大根やニンジンを作り、収穫した農作物を売ったりすることで、バーチャルの世界で農場オーナーになるという小さいころの夢を実現できます。複数の人が集まって共同で一つの農園を経営することもできます。友達や同僚や家族と一緒に牛の世話をし、野菜や果物を育てることで絆を深めることもできます。
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Happy Farm

 しかし、良い話ばかりではなく、Happy Farmに熱中し過ぎて家族や友達をなくしたケースもあります。これは実際にあったことですが、Happy Farmで牛を自分の子供のように可愛がって育ていた夫が、一週間海外出張に行くことになり、妻に牛の世話を頼みました。妻も会社員で日々の仕事に忙しかったため、牛にえさをやることを忘れてしまいました。一週間後、夫が出張から帰ってくると、大切にしていた牛は全部死んでいました。怒ったはずみで「お前と離婚だ!」と言ってしまい口論となり、結局2人は本当に離婚してしまいました。

 この8月1日、システムのメンテナンスのため、Happy Farmが一時的に使えなくなった際には、公式サイトにユーザーのクレームが殺到しました。「楽しいファームが悲しいファームになった」「生きている意味がなくなった」などのメッセージーが寄せられました。

 一般的なオンラインゲームと違って、Happy Farmのようなスモールゲームは無料で短時間でも気軽に遊べますので、時間のないサラリーパーソンや軽度ゲーマーに高い人気があります。ゲームを通じて友達を作り、日頃のストレスを発散させるのはよいですが、熱中し過ぎないように気をつけることも大事ですね。


ワイズコンサルティング 陳逸如

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