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第80話 DXの言葉が浸透しまして「AI、RPA、NoCode、CX」と話題に欠きません。これらのビジネス話題を見てゆきましょう。/台湾


コラム 経営 作成日:2024年10月8日

経営者が踏み出す”かんたんDX”

第80話 DXの言葉が浸透しまして「AI、RPA、NoCode、CX」と話題に欠きません。これらのビジネス話題を見てゆきましょう。/台湾

記事番号:T00117961

 今回は、「業務システム作りは変わった」のお話です。(第2回/全3回)

クラウドサービスは省エネ

 一方でビジネス環境変化に迅速に対応できる手段として、パソコンとインターネットがあればどこでも業務を遂行できるクラウドサービスが発達しました。

 従来のソフトウェアは、例えば会計パッケージを購入して必要なパソコンに入れて利用してきました。ビジネスが拡大して変化すれば、それに合わせてパッケージ自身を買い替えたり、改造しました。

 クラウドサービスを利用すれば、会計業務で現在必要な機能と利用人数を契約して使えます。ビジネスの変化に合わせて例えば管理会計の機能を後から追加することもできます。

 また、多くのクラウドサービスがサブスクリプション方式となっていますので、システムの導入時に大きな費用負担となりません。

 もう一つのメリットは、社内にサーバーが要らなくなることです。クラウドサービスには、必要なハードウェアが含まれていますのでユーザー側がサーバーを購入したり設備の保守をする必要がありません。すなわち、システムを使う上で社内にIT人材はいなくても大丈夫です。

 設備や電気といった資源のほか人的資源も省力化できるのです。

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作ってもらう→自分で作る

 例えば、会計業務や給与業務のように基本的な業務ルールが決まっている場合には、その業務に特化したクラウドサービスを探すことが得策です。

 ですが、社内申請や顧客管理といった各社各様にエクセルや紙でおこなっている業務は、現状の運用にピッタリと当てはまるような既成のクラウドサービスは見つかりません。

 それでは、皆さんどうしているのでしょうか?

1.既成のサービスを導入して、そのサービスのルールに合わせて現状業務を変更します。

2.システム会社へ依頼して、現状業務に合わせて業務アプリを作ってもらいます。

3.現状業務に合わせて自分たちで業務アプリを作ります。

 前回お話ししました「早く短く」を考えますと、1>3>2でしょうか。

 ここで1つ問題が発生します、1の選択は現状の業務プロセス自体を変えることになります。果たして、これまで培ってきて全社に浸透している業務のやり方を変えられるのでしょうか?それを考えますと、3>2>1となります。

宇都宮武則

宇都宮武則

ワイズコンサルティング社システム室長兼ワイズシステム社チーフシステムエンジニア

 前職ではIT企業の副総経理を努め、50社以上のシステム構築に携わる。2015年よりワイズコンサルティングに入社し、社内ではITに関するドラえもんと呼ばれている。クライアントのIT課題に豊富な経験を活かしたソリューションを提案している。SAP HANA導入コンサルから、リーズナブルなシステム化までクライアントの要望に対応が可能。(言語)日本語◎・中国語△

経営者が踏み出す”かんたんDX”

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