記事番号:T00124512
■集計はいつも徹夜でした
講師「このようにして全社員の評価が終わりましたら、ここからが点数の集計とランク(評語)付けとなります」。
ここで、ある受講者が言いました「評価の集計はいつも徹夜作業なんです。それだけは、もう勘弁ですわ!」。場内に笑いが起きました。評価の集計作業がいかに煩雑かを表すものでした。
講師も同情し「そうですね。人事評価は、その社員の将来や社内ポジションを決めることに多大な影響を及ぼします。せっかく正確な評価ができたとしても、集計にミスがあっては元も子もなくなります」。
先程の受講者が「集計ミスを後から指摘されたときは血の気がひくね」とこぼしました。再び場内に笑いが起きました。
講師「集計作業こそシステムの醍醐味です。例えば今ご紹介している評価システムでは、幾つかの集計ボタンを順番に押してゆくだけです。ものの数分で間違いのない集計が出来上がります」集計の結果表を映し出しています。
講師「同時にランク付けは、絶対評価でも相対評価でもこの通りです」。
ランク付けとは、絶対評価であれば例えば95点以上ならランク「S」、90点以上は「A+」、80点以上は「A」です。
相対評価の場合は全体の割合でランクを決める方式です。例えば全体の上位5%を「S」、10%を「A+」、15%を「A」というように設定します。デモ画面には点数とランクを見ることができます。
発芝(速い。点数集計からボーナスのランクA+、昇給のランクAまで一気に算出されている!)
講師「もう徹夜作業はいりませんね」
場内に笑いが起きました。
発芝総経理は未だ評価表作りの段階ですが、人事評価システムでの運用のイメージが頭の中で整理できてきました。
■人材戦略
セミナーも最後の第4講が始まりました。テーマは「人材戦略」です。自ら30年以上の会社経営をおこなっている経営コンサルタントの方が講師です。
発芝総経理は講義を聴きながら、さすがに話の奥が深くて実践的だと感じながら食い入るように話にくらいついてゆきます。頭に刻まれたのは経営者がやるべきは戦略を立案することです。
講師「お話は以上となります。ご質問はございますでしょうか?」
何名かが手を挙げています。
発芝総経理にとっては、あっと言う間の40分でした。これまでモヤモヤとしていた「人材育成に関して経営者は何をすべきか?」に大きな気づきを得ました。
発芝(もっと経営について知りたい)
発芝総経理は手元の講義テキストに挟まれていたパンフレットを手に取ると申込みを決めました。パンフレットには「ワイズ経営塾 経営実践編」(25年10月21日開講)と書かれています。
【2025年10月21日開講】日本人向けワイズ経営塾 経営実践編
https://www.ys-consulting.com.tw/seminar/117836.html
宇都宮武則
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