記事番号:T00124400
■カスタマイズする!?
市販の人事評価システムが十分に自社の人事制度に合うとは限りません。むしろ、合う製品を探すことの方が難儀です。そこで大小はあるもののカスタマイズが必要となってきます。
講師「カスタマイズをするケースでは、先ず初めのステップとしまして自社の評価制度に必要な機能とベースとなる人事評価システム側の基本機能とを比べて合致する箇所と相違箇所を調べます」
ここで講師は柔軟なカスタマイズが行える製品としまして、人事評価クラウド 製品名「育て~る」のデモを交えて説明をします。
https://www.ys-consulting.com.tw/service/it/sodateru.html
講師は基本機能の例を示します。
「評価表の種類(能力行動評価、目標管理評価など)あるいは評価者の数と採点比率、得点の小数処理、絶対評価と相対評価など、の基本事項は設定画面で設定します」。説明しながら操作をデモしています。
講師「能力行動評価の評価項目は各社各様ですが、このように日本語と中国語の両方を登録します。評価を付ける際には、日本の方には日本語で表示され、台湾の方には中国語で表示されます」と評価表を作成して見せました。
発芝(おや、今まさに人事制度で作成している評価表そのものだ)
講師「それでは社員本人へ扮して、自己評価を入れてみましょう」と言いながら評価表を開くと、評価項目を「54321」の5段階で評価して見せました。入力漏れがあると警告も出ます。評価に使う記号もそれぞれの希望に合わせて「54321」から例えば「◎◯△✕」へ変更できます。評価と同時に点数も即座に表示されます。
講師「はい、自己評価が終わりました。上司へ送りますよ」と言いながら申請ボタンを押すだけでした。
既に設定された流れに沿って、上司へ送られました。
発芝(エクセルよりも断然便利だ)
■目標管理を考察する
次の話は目標管理(MBOや業績管理等とも言われます)です。目標管理とは年初に立てた目標に対してどこまで達成できたかを評価するものです。
講師「目標管理表の書式は企業によって千差万別です。目標だけを評価対象とする企業もあれば、目標と過程の双方を評価対象とする場合もあります」
講師からのアドバイスは、設定する目標はできる限り定量化したほうが客観的な評価がしやすいという点でした。
発芝(なるほど、目標管理を作成するときには定量化を盛り込もう)
講師はこのようにも言いました。「目標の設定においては、適した目標と適さな目標があります。とは言いましても社員さんがそれらを判断するためには学びが必要です。ですので先立って目標設定の講習をおこなうことが大事になります」
宇都宮武則
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