記事番号:T00048640
●20年ぶりの再会
2013年12月26日、ここは東京都内の高級ホテル。2人の同い年の男性が久々の再会を果たした。
吉本:お久しぶりです。相変わらず、カッコいいですね。
国吉:お〜20年ぶりかな〜面影あるよ!
吉本:その節は大変お世話になりました。
国吉:HP見たけど「本当にあの吉本か?」と目を疑ったよ。
吉本:国吉さんは私の営業の師匠ですので、20年間HPや人からうわさを聞いたりしてウォッチしていましたよ。
国吉:でも、前の会社を辞めたメンバーで、今こんなホテルに泊まって、こんな料理を食べ、高級シャンパンを空けることができるのは俺たちくらいだよな〜
●20年前…
コンサルティングファームの台湾駐在となった私は、「営業」という大きな壁に悩まされていた。
何しろ入社したばかりでこの業界のことは知らなかったし、それまでは飲食業に勤めていたので、営業経験が全くなかったのだ。
毎日3〜5社の在台日系企業を訪問していたが、成果はほとんど挙げられなかった。そんな頃、先輩社員や出張で台湾に来ていた日本の役員から国吉課長(当時)という残業を全くしない営業のカリスマが大阪本社にいることを聞いていた。
しかも、驚くことに私と同い年(当時25歳)だという。
以前勤めていた会社の名古屋研修センターで年2回ほど行われていた1泊2日の全社研修に初めて参加した際には、まず国吉課長を探した。
吉本:国吉課長、台湾の吉本です。私に営業を教えて下さい。
国吉:うわさは聞いてるよ。台湾で頑張っているんだってな。
それから朝まで「国吉営業塾」が行われた。
雄弁でユーモアを交えながら話すので、アドリブなのに話は楽しかった。
それよりも、驚いたのは営業のカリスマと呼ばれる人は、営業の天才ではなく私よりも数倍の努力をしていたことだった。
残業をしないのは、誰よりも早く出社し、9時までには主要新聞全てに目を通して、重要な記事を全てのお客様にFAXしていた。
「お客様は女性と同じ、振り向いてもらうには精一杯の努力が必要」という国吉さんの言葉は20年たった今でも覚えている。
吉本康志
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