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「戦国武将に学ぶ経営」 第2話 武田信玄編


コラム 経営 作成日:2014年5月13日

台湾経営マニュアル 戦国武将に学ぶ経営

「戦国武将に学ぶ経営」 第2話 武田信玄編

記事番号:T00050281

 われわれ経営者・経営幹部は現代のビジネス戦国時代を生きる武将…生死を掛けた、いにしえの武将たちからわれわれは何を学ぶのか?

第2話 武田信玄編

 
武田信玄

 武田信玄(以下信玄)は家督を継いでから「人」で大変な苦労をしましたが、努力を重ねて戦国最強部隊をつくり上げました(最近の研究では「武田の騎馬隊」は実はなかったという説も多いので、騎馬隊としていません)。このため信玄は「人」に関する名言を多く残しています。

 今回は最強部隊をつくり上げた信玄の「人使い」を中心に経営を考えていきます。

●武将が陥りやすい三大失観

一、分別あるものを悪人と見ること
一、遠慮あるものを臆病と見ること
一、軽躁なるものを勇剛と見ること

「分別あるものを悪人と見ること」

 「自分に意見を言ってくれる者を受け入れなさい」という意味で捉えています。

 経営者になると自分に意見を言ってくれる人が極端に少なくなり、その代わりに意見に簡単に同意する人が増えてきます。

 受け入れるかどうかは経営者の意思決定ですが、耳が痛い意見を言ってくれる人は大切にしたいものです。

「遠慮あるものを臆病とみること」

 謙虚で有能な人を臆病と見なすことは会社にとって大きな損失です。

 ただ謙虚なのと消極的なのは違います。

 謙虚な人は用いますが、消極的(後ろ向き)な人は用いないようにしたいものです。

「軽操なるものを勇敢と見ること」

 軽操とは「考えが足りない」「軽はずみ」という意味ですが、声が大きいだけの人を用いていては会社がつぶれてしまいます。

 でも私も若気の至りで、軽操だったため起業できたのかも知れません…

 信玄は信用できない人間の見極め方も以下の通り教えてくれていますが、これはこのまま現代でも使えそうですね。d(^_^o

「3度ものを言って3度言葉の変わる人間は、うそをつく人間である。」

●我、人を使うにあらず。その業を使うにあり(人を使うのではなく、その人の技を使うのだ)

 文献によっては業を「技」ではなく、「意欲」としているところもありますが、私は個人的には「技」の方が好きです。

 各人が持っている「技」(今風にいうとスキル)を活用するとした方が心に響く気がするからです。

 また信玄は「甘柿も渋柿も、ともに役立てよ」(人はその性質に沿って使うことが大事である)とも言っています。

 2つの言葉は多様性を受け入れ、活用するという意味で、まさしく現代の「ダイバーシティー・マネジメント」です。

 500年以上も前に「ダイバーシティー・マネジメント」を行っていたとは、信玄恐るべし… ;^_^A

●戦は40前は勝つように、40すぎたら負けないようにするべきだ

 私は30歳で起業しましたが、当時会社の成長を焦っていた私に起業家の大先輩がこう教えてくれました。

 「20代で成功すると30代で失敗する。30代で成功すると40代で失敗する。40代で成功するともう欲はなくなるので50代になっても失敗しない。」

 またこうも教えてくれました。「金もうけを焦らず10年間は信用を売りなさい。その後の10年は過去に売った信用が食わせてくれる。」

 30代の私はよほどギラギラしてたのでしょうね(;^_^A

 信玄の言葉に戻すと、40歳までの失敗は取り返せますが、40歳を過ぎると時間も体力も気力も少なくなってきますので、失敗は許されません。

 信玄の別の言葉に「戦に勝つということは、五分を上とし、七分を中とし、十分を下とする」というのがありますが、これも負けないための教訓だったのかもしれませんね。

●一口メモ

「風林火山」(疾如風、徐如林、侵掠如火、不動如山)は信玄の軍旗として有名ですが、記録には記載が全くなく、実は現代の創作と考えられています。

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吉本康志

吉本康志

Executive Consultant

日本の大手コンサルティングファームの駐在員として台湾駐在、1996年11月にワイズコンサルティングを設立。経営者としてコンサルタントとして男としてもまだまだ成長中。

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