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日本発のマスキングテープ(略称:マステ)、台湾では紙膠帯と称され、数年前から大人気となっています。2012年4月、日本のカモ井加工紙(岡山県倉敷市)がプロデュースするマスキングテープのイベント「mt ex展」が、台湾のカルチャー発信源である誠品書店の台北信義店で開催されました。mt ex展としては初の海外出展で、台湾でのマステブームの火付け役となりました。
mt ex展が火付け役
マスキングテープは基本的に和紙で作られていて、粘着力は低く、貼り直しができる再剝離タイプです。もともと塗装現場や撮影現場などで、作業箇所以外を汚さない保護目的や、資材の識別目的のために専門職の人たちの間で使われていましたが、それを「雑貨」として捉え直し、かわいい色や柄をプリントして売り出したところ人気を呼びました。アルバム、カード、手帳、手紙、色紙、文房具、電化製品などに貼り付けて、かわいい雰囲気を演出します。
「朕知道了」が大人気に
mt人気に触発され、台湾でもいくつのブランドが創立されました。いまや色や形のバリエーションは日本以上かもしれません。
台湾の日常生活や伝統文化をモチーフにしたデザインは話題となり、お土産として売れています。台湾グルメの小籠包や臭豆腐、観光名所の九份や台北101をデザインしたものや、有名人の名言・格言や若者言葉など多種多様なマステがあります。特に故宮博物院の、「朕知道了」(朕は承知した)という清の康熙帝の直筆文字をアレンジした装飾用マスキングテープは大人気です。皇帝の覇気が感じられる言葉のユニークさが受け、中国大陸や香港などからの観光客が大量に購入していくこともあります。
なお、セブン−イレブンの夏休みキャンペーン「百万粉絲挿画家全面襲捲7-11」(100万人のファンを持つイラストレーターが7-11を席巻)で、先週25日から8月9日まで、第2弾のイベントが始まりました。毎週土日に150台湾元以上の商品を購入すると、H.H先生の美美(メイメイ)のマスキングテープ(計6種類)を入手できます。
美美人気は続いています
私は手作りなどには興味は持っていませんが、買い物依存症(?)で、ハンドメイド商品の通販サイトPinkoi(ピンコイ)でマステを購入してしまいました。何に使えるかと考えたところ、ダサいティッシュケースが目に入り、プチ改造をしてみました。センスは悪くないですね!
地味なケースが和風に大変身!
段婉婷
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