記事番号:T00083893
<登場人物>
ワイズシステム総経理 宇都宮武則
本コラムの筆者です。
台湾S電工 山田新一総経理
1978年千葉県生まれ、上場企業S電工の営業企画課長から2018年に台湾S電工の総経理として初めての海外駐在。好奇心旺盛で、何にでも興味を持つが長続きしないらしい。2児のパパで、趣味は車で家族旅行。
宇都宮です。56歳の私が初めてコンピューターと出会ったのは、高校時代ですから、実に40年前になります。
当時高校にあったものは、今のコンピューターとは見た目も機能も程遠い「電子計算機」でした。
記憶が正しければ、確か「オリベッティ プログラマ101」だったと思います。
それでも、プログラミングなどのコンピューターの基礎的なことが学べました。東京理科大学の理学部数学科に入学したころには、大学の生協ではNECのPC-8001やシャープのMZ-80Kというコンピューターが並んでおりました。
機種名を聞いて懐かしいと思われる方もおられるでしょうか?当時は「マイコンピューター」略して「マイコン」と呼ばれたものでした。
全財産でMZ-80K購入
コンピューターに興味を持っていた私が、大学入学直後にアルバイトで稼いだ全財産を出して購入したのが、「MZ-80K」でした。
この機種は、モニターと記憶媒体(当時はミュージック用のカセットテープでした)が一体化されておりました。同じころ創刊された『月間アスキー』という雑誌も必読誌でした。毎回、実用的なプログラムやゲームのプログラムがマシン言語やBASIC言語で掲載されており、それを徹夜してはMZ-80Kに入力して動かしてみたものでした。
大学の数学科には「電子計算機」という授業がありまして、メインフレームと呼ばれていた大型コンピューターを使える授業でした。当時、大型コンピューターは理科大にはなくて東大のものを専用回線を介して週2回だけ利用できました。
使用した言語はCOBOLといい、モニターやキーボードはなくマークシート方式のカードでプログラムを入力する、そんな時代でした。
さて場所は、いつもの台湾S電工の会議室。お茶は南投県産の炭火焙煎(ばいせん)高山ウーロン茶を頂いています。龍眼の木炭を使っており、心地良い苦味の中に、ほのかに龍眼(リュウガン)の甘い香りがします。
山田「宇都宮さんに紹介された南投に行ってきたのですよ~」
山田総経理は先日の4連休を利用して家族で南投県に出掛けました。台中までは高速道路が渋滞して大変だったこと、日月潭の夜明けが素晴らしかったこと、九族文化村で子供たちと大はしゃぎしたこと、既に30分も話を聞いています。お茶のお代わりが来たのを機に話題を変えました。
宇都宮「そろそろ、休暇申請の話に移っていいですか」
山田「ごめんごめん、つい話が長くなりました」
宇都宮「どうでしょう?先日作った休暇記録アプリの運用は?」
山田「管理部の頼経理が運用ルールを書き出して整理してくれました。その後、幹部を集めて運用ルールを説明しました」
宇都宮「まずは、これまで通り休暇の申請には『申請票』を使ってもらったけど大丈夫でしたか」
山田「頼経理の指導もあって運用ルールが全社に浸透したので問題ないですね」
宇都宮「そうそう、IT(情報技術)はしょせん道具ですから、人間がうまく使うようにルールを決めたり守らせたりしないといけないですね」
山田「幹部からは早く休暇申請アプリも作ってくれってせがまれました。こっちは忙しいのに!」
宇都宮「まあまあ、それだけ期待されているということでしょう」
山田「人事担当も電子データとして記録が残せるので助かってますよ」
宇都宮「それはよかった。では、今日は休暇申請アプリを作りましょうか」
山田「では、早速サイボウズのkintone(キントーン)へログイン」
宇都宮「待って。気が早過ぎますよ。この前描いた休暇申請のワークフローは覚えてますか?」
山田「う~んと…」
宇都宮「だろうと思いましたよ。そこからおさらいしましょう」
そう言うと宇都宮はプロジェクターにワークフローを映し出したのでした。
【kintone無料お試しの申し込み方法】
メールに「kintone無料お試し希望」と記入の上、宇都宮までお送りください。
(t-utsunomiya@ys-consulting.com)
宇都宮武則
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