記事番号:T00088004
<登場人物>
ワイズシステム総経理 宇都宮武則
本コラムの筆者です。
台湾S電工 山田新一総経理
1978年千葉県生まれ、上場企業S電工の営業企画課長から2018年に台湾S電工の総経理として初めての海外駐在。好奇心旺盛で何にでも興味を持つが長続きしないらしい。2児のパパ。趣味は車で家族旅行。
おさらい
台湾S電工の会議室、山田総経理と宇都宮の2人はサイボウズのkintone(キントーン)で今年最初に手掛ける2個の課題に取り組んでいました。
1.顧客へ納品した製品情報と納品後の保守メンテナンス情報を、現在使っている顧客管理アプリで一元管理する
2.製品に関わる仕様変更情報を管理し、日本側と情報共有する
図A アプリ構成図
山田「図Aのアプリ構成から考えると、まずは製品の基本情報を登録する製品管理アプリの作成が必要ですね」
宇都宮「そうですね。他の2個のアプリは製品コードを引用しますので、製品管理アプリを先に作る必要があります」
製品管理アプリの作成
アプリ作りを何度か経験してきた山田総経理は、すっかり慣れた手付きで入力画面を作っていきます。完成予想図は図Bです。
図B 製品管理アプリ
山田「それでは始めます。アプリに名前『製品管理』を付けたら、左のフィールドから適切なパーツを選んで右のフォームへ並べていきます」
最初の製品コードは「文字列(一行)」というパーツを使います。製品コードは必須入力かつ重複禁止にします。必須入力の項目には、赤い*印が付きました。
「製品分類」と「設計/技術部門」の項目はドロップダウンというパーツを使って、選択肢から選べるようにします。
「台湾向け技術情報」の項目は、青地に白文字になっています。ここは、テーブル設定を使って複数行を入力することができるようにしました(図C)。
図C 作成中
kintoneの業務アプリ作りは、煩雑なプログラミングは必要なく、このように必要な項目を並べていくだけで手軽にできます。
山田「完成しました。数件情報を登録してみます。『台湾向け技術情報』の項目は、日本側から登録するようにします。これで、今まで行っていた担当者間でのメールのやり取りが不要になります」
宇都宮「kintoneの便利な使い方の一つは、入力画面の右側にあるコメント欄を使って関係者とのやり取りができることです。これまで担当者同士がメールでやり取りしていたことを、こちらのコメントにすることで履歴として残せますので、情報の共有にも役立ちます」
入力画面が完成すると同時に一覧画面(図D)も出来上がりました。
図D 一覧画面
【kintone無料お試しのお申し込み】
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チャットワーク: https://www.chatwork.com/ys-utsunomiya
メールアドレス: t-utsunomiya@ys-consulting.com
宇都宮武則
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