第45回 納品後の保守履歴を記録


コラム 経営 作成日:2020年2月18日

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第45回 納品後の保守履歴を記録

記事番号:T00088359

<登場人物>
ワイズシステム総経理 宇都宮武則

本コラムの筆者です。東京理科大卒、IT企業の取締役を経て2015年に入社。

台湾S電工 山田新一総経理
1978年千葉県生まれ、上場企業S電工の営業企画課長から18年に台湾S電工の総経理として初めての海外駐在。好奇心旺盛で何にでも興味を持つが長続きしないらしい。2児のパパ、趣味は車で家族旅行。

 山田総経理と宇都宮は、台湾S電工の会議室でアプリの作成中です。

 これまで3個のアプリのうち2個を完成させました。1個目は製品の基本情報と日本本社との間で製品の技術情報を共有するための「製品管理アプリ」、2個目は顧客に納品した製品を管理する「納品情報アプリ」です。

 残るは、納品後の製品の保守メンテナンスサービス履歴を記録する「保守メンテナンス情報アプリ」です。

図A 保守メンテナンス情報アプリ

 これらがそろいますと、今まで担当者がエクセルで記録していた、顧客へ納品した製品とその後の保守メンテナンスの情報が一元管理されます。過去にどのような製品トラブルが発生し、どう対応したかなど、ノウハウの蓄積にもなります。

 図Aが完成予定図です。この例では、顧客「台湾黄金科技股份公司」へ「2020年1月7日」に製品「JH2020 自動搬送機」の「定期保守」を行ったことが記録されています。その際に「JH-R1000 自動搬送機JH用 メンテナンスキット」が使われました。

目的に合ったフィールド選択

山田:それでは、アプリの作成を始めます。

 山田総経理は、いつものようにkintone(キントーン)のアプリ作成画面を開くと手際よく項目を並べていきます。

 「顧客名」はルックアップというフィールドを使い、顧客管理アプリとひも付けます。同様に「製品コード」も製品管理アプリとひも付けました。

 「保守開始日付」や「保守完了日付」には、日付フィールドを使うと入力する際に図Bのようなカレンダーが表示されます。

/date/2020/02/18/45B_2.jpg図B 日付

 「保守種類」や「進捗(しんちょく)状況」にはドロップダウンフィールドを使います。図Cのようにあらかじめ設定した単語が表示され選択する形になります。

/date/2020/02/18/45C_2.jpg図C ドロップダウンフィールド

 「保守に使用した部材」という一番下の青地の箇所にも「部材の製品コード」があります。これも製品管理アプリとひも付けました。

 部材は複数使用することがありますので、「部材の製品名」には複数行の入力ができるようにテーブル化しておきます。

 このように、kintoneには目的に合ったフィールドが用意されていますので、そこから選んで並べるだけで思い通りの画面が出来上がります。プログラムを書く必要はないのです。

山田:はい、できましたよ。

 アプリは15分程度で完成しました。

宇都宮:顧客ごとに見られるように、一覧表示画面も作りましょうか。

 山田総経理はうなずくと、数分で一覧表示画面を作成しました。

/date/2020/02/18/45D_2.jpg図D 一覧表示画面

 これで顧客ごとの保守履歴を一覧で見ることができます。製品や担当者ごとの保守履歴を簡単に検索することもできます。

 保守メンテナンス情報アプリが出来上がりました。

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宇都宮武則

宇都宮武則

コンサルタント

ITベンダーにてプロジェクトマネージャとして50社以上のシステム構築に携わりました。ITに関わるお悩み事を幅広くサポートいたします。ワイズシステム総経理。

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