記事番号:T00087885
<登場人物>
ワイズシステム総経理 宇都宮武則
本コラムの筆者です。
台湾S電工 山田新一総経理
1978年千葉県生まれ、上場企業S電工の営業企画課長から2018年に台湾S電工の総経理として初めての海外駐在。好奇心旺盛で何にでも興味を持つが長続きしないらしい。2児のパパ、趣味は車で家族旅行。
おさらい
サイボウズ社の簡単データベース、kintone(キントーン)は、プログラミングをしなくても簡単な操作だけで業務アプリが作成できる、日本では1万社以上の導入実績がある優れたツールです。どのくらい簡単かと言いますと、図Aのようなアプリ作成画面で、画面左側のフィールド群から必要な項目を画面右側のフォーム側へ、ドラッグ&ドロップで配置するだけでアプリが作成できます。配置が完成すると、自動的に入力画面、データベース、一覧出力画面の3画面が出来上がります。
図A アプリ作成画面
アプリ構成
台湾S電工の会議室、山田総経理と宇都宮の2人は、kintoneで今年最初に手掛ける2種類の課題に取り組んでいます。
図B 入力画面、データベース、一覧出力画面の3画面が完成
1.顧客へ納品した製品情報と納品後の保守メンテナンス情報の、現在ある「顧客管理アプリ」での一元管理
2.製品の仕様変更情報の管理と、日本側との情報共有
この課題を解決しようと、次のページの図Cのようなアプリ構成を考えました。
図C アプリ構成図
山田「この仕組みですと、新たに3個のアプリを作成することになりますね」
3個のアプリとは、製品の基本情報と仕様変更情報を日本と共有しながら管理する「製品管理アプリ」、顧客へ納品した製品情報を記録する「納品情報アプリ」、保守メンテナンスの履歴を記録する「保守メンテナンス情報アプリ」です。
山田「その後、『顧客管理アプリ』から各情報を一元管理できるように改造するのですね」
宇都宮「そうです。『顧客管理アプリ』を開けば納品された製品も保守メンテナンスの履歴も分かるようになります」
次回は3個のアプリを作成。「顧客管理アプリ」に「納品情報アプリ」と「保守メンテナンス情報アプリ」を連携させます。
山田「宇都宮さんこれお土産です」
そう言うと、山田総経理はカエルのキーホルダーを手渡しました。
山田「正月休みが終わって台湾に戻って来たのですが、日本の初詣をまねて地元の神社へお参りに出掛けたのです。神社の境内に1メートルくらいのお金をくわえたカエルの銅像がありましたが、あのカエルにはどのようなご利益があるのでしょうか?」
宇都宮「そのカエルですが、三脚蟾蜍(3本脚のカエル「銭蛙」)と言いまして、よく見ると後ろ足は1本なんですよ」
山田「へ~~~」
宇都宮「風水では財を集め、金運や開運を高めるとされています。私の家にも置物があって、財を招き入れるため玄関の方を向けて飾ってあります」
山田「それでしたら、カエルのキーホルダーでは小銭しか招かないかもしれません。大きな置物にすれば良かったですかね」とほほ笑みました。
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宇都宮武則
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