記事番号:T00094402
<登場人物>
ワイズシステム副総経理 宇都宮武則
本コラムの筆者です。
台湾S電工 山田新一総経理
1978年千葉県生まれ、上場企業S電工の営業企画課長から2018年に台湾S電工の総経理として初めての海外駐在。2児のパパ、趣味は車で家族旅行。
Excel(エクセル)の業務、紙の申請書、見積書、業務日報、報告書、顧客管理など定型業務の効率化はkintone(キントーン)にお任せください。
協力会社と全体周知会議
台湾S電工は今年から南部の保守業務を高雄の協力会社に任せることに決めました。そこで、管理に必要な業務アプリをkintoneで作ることになりました。今日はキックオフミーティングの日です。
既に協力会社とは関係者同士で何度も打ち合わせが行われているので、今日のミーティングでは、全体周知が主な目的です。
台湾S電工の大会議室には、各部所のマネジャーと協力会社の関係者が集まっています。山田総経理の隣には、管理部の頼経理と営業部の李経理の姿もありました。
定時になるとミーティングが始まり、山田総経理が中国語であいさつした後、司会者が今日の参加者の紹介に入りました。協力会社からは総経理をはじめ6人が参加。協力会社の総経理から短い話がありました。
再び山田総経理が登壇して、スライドを使いながら今回のビジネスの概要を説明。今度は日本語で、通訳付きです。
その後、顧客サポート部の楊副理が保守サポート業務の詳細について説明しました。
台湾S電工側の説明の最後に、再び山田総経理が登場して、協力会社との業務システム化について簡単に触れました。
その話が終わると、協力会社の幹部が保守体制について説明しました。
アプリで保守作業依頼・報告
無事に1時間ほどのキックオフミーティングが終わり、休憩と名刺交換を挟んで、各分科会に別れて実務の打ち合わせに入りました。
山田総経理と宇都宮はシステム化のチームです。kintoneのアプリ作成を担当する管理部の劉さん、顧客サポート部に今回の保守体制のために新設された業務課の崔課長、協力会社の営業推進部の王課長が参加しています。
山田総経理によるシステムについての話が始まりました。あうんの呼吸で劉さんが通訳をしています。
業務に使う機能は6つ、それに付随するマスタは3つです。(図A)
図A 9つのアプリを作成予定
山田:アプリそれぞれの用途について説明します。
1.S10顧客マスタ:南部の顧客情報アプリ。各顧客の保守の履歴を知ることができます。
2.S20保守依頼報告:台湾S電工から保守作業を依頼し、協力会社は保守の報告、使用した部材を記載します。(図B)
図B 保守依頼報告イメージ
3.S23保守費用精算:協力会社社が費用の請求をするためのアプリです。
4.S25保守Q&A:質問事項を解決するアプリです。
5.S30部材マスタ:協力会社に預けている保守用部材の情報です。
6.S40在庫管理:預けている部材の在庫数を管理します。
7.S41入出庫:預けている部材の入出庫を記録します。
8.S50工具マスタ:保守用工具の情報アプリです。
9.S51工具貸出:保守用工具の貸し出しを管理します。
山田総経理のイメージをたたき台として、5人は具体的な要件を詰める作業に入りました。
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宇都宮武則
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